文献

J-GLOBAL ID：202102215160015891   整理番号：21A2237565

癌における異常脂質代謝における蛋白質キナーゼCK2の役割【JST・京大機械翻訳】

Role of Protein Kinase CK2 in Aberrant Lipid Metabolism in Cancer

著者 (2件)： Guerra Barbara ,  Issinger Olaf-Georg
資料名： Pharmaceuticals (Web)  (Pharmaceuticals (Web))
巻： 13  号： 10  ページ： 292  発行年： 2020年 
JST資料番号： U7257A  ISSN： 1424-8247  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 非制御増殖は癌を定義する特徴であり,癌細胞の能力にリンクし,過酷な腫瘍環境に応答して代謝ニーズを効果的に適応させる。代謝リプログラミングは癌の特徴と考えられ,グルコース取込とプロセシングの増加,及びグルタミン利用の増加を含むが,近年強調されるように,脂質とコレステロール関連シグナル伝達の脱調節も増加する。本レビューの第一部では,(i)真核細胞で見出される主要な脂質の概観を提供し,細胞内シグナル伝達経路(ii)のメディエーターとしてのそれらの重要性は,癌発生で生じる主な代謝変化及び異常な脂質代謝を支持する発癌シグナル伝達の役割を分析し,(iii)癌治療への強力な新アプローチとしての組み合わせ戦略を議論する。レビューの第二部は,脂質ホメオスタシスにおける保存セリン/トレオニン蛋白質キナーゼであるCK2の新たな役割を,脂質生成と脂肪生成におけるその機能に関して強調する。CK2が複数のレベルでこれらの過程を調節する証拠を提示した。これは,食事制限および/または代謝標的の阻害剤と組み合わせたその薬理学的阻害が,腫瘍進行を妨害する脂質に対する癌細胞の依存性を弱めるための効果的な方法を表すことができることを示唆する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *脂質 ,  腫瘍 ,  腫瘍細胞 ,  発癌 ,  *脂質代謝 ,  ホメオスタシス ,  真核細胞 ,  細胞情報伝達 ,  セリン/トレオニンキナーゼ ,  ダイエット ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  カルボアミド ,  ジカルボン酸 ,  第一アミン
準シソーラス用語： 腫瘍進行 ,  癌治療 ,  リプログラミング ,  グルコース取込 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： 脂肪生成 ,  脂肪生成 ,  癌における代謝変化 ,  蛋白質キナーゼCK2

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N)

物質索引 (1件)： グルタミン

引用文献 (226件)：

• Masoro, E.J. Lipids and lipid metabolism. Annu. Rev. Physiol. 1977, 39, 301-321.
• Devlin, T.M. Textbook of Biochemistry with Clinical Correlations, 7/e; Wiley-Liss, Inc.: New York, NY, USA, 2010.
• DiTullio, D.; Dell’Angelica, E. Biochemistry Course and Step 1 Review; McGraw-Hill Education: New York, NY, USA, 2019.
• Sunshine, H.; Iruela-Arispe, M.L. Membrane lipids and cell signaling. Curr. Opin. Lipidol. 2017, 28, 408-413.
• Litvinov, D.Y.; Savushkin, E.V.; Dergunov, A.D. Intracellular and plasma membrane events in cholesterol transport and homeostasis. J. Lipids 2018, 2018, 3965054.

タイトルに関連する用語 (4件)： 癌 ,  脂質代謝 ,  蛋白質キナーゼCK2 ,  役割