文献
J-GLOBAL ID:202102215663644992   整理番号:21A2843993

グリシン開裂系とcAMP受容体蛋白質はバクテリオファージへのCRISPR/cas3発現を共調節する【JST・京大機械翻訳】

Glycine Cleavage System and cAMP Receptor Protein Co-Regulate CRISPR/cas3 Expression to Resist Bacteriophage
著者 (9件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 90  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7293A  ISSN: 1999-4915  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
CRISPR/Cas系は,casオペロンがcse1とcas3から成る重要な役割を果たす洗練された機構を介してバクテリオファージとプラスミドに対して細菌を保護する。しかし,タイプI-E CRISPR/Casシステムのcas3オペロンの調節に関する包括的研究は,乏しい。ここでは,大腸菌におけるcas3の調節を検討した。CRISPR/Cas系のcasAオペロンが活性化されたとき,gcvPまたはcrpの変異はCRISPR/Cas系干渉能力を低下させ,ファージに対する細菌感受性を増加させた。gcvTHPオペロンによりコードされたグリシン切断系(GCS)のサイレンシングはcas3発現を減少させた。GCS触媒グリシンの生成物であるN5,N10-メチレンテトラヒドロ葉酸(N5,N10-mTHF)の添加は,cas3発現を活性化することができた。加えて,cAMP受容体蛋白質(CRP)は,cAMP濃度に応答してcas3プロモーターへの結合を介してcas3発現を活性化した。N5,N10-mTHFはプリンの1炭素単位を提供するので,GCSはCRPと会合することによりcas3を調節すると仮定した。gcvPの変異はcrp欠失によるcas3発現をさらに減少できなかった。これら結果は,GCSとCRPがCRISPR/Cas系のcas3を共調節する新しい調節経路を示し,CRPがcas3発現のGCS調節に不可欠である,侵襲性遺伝要素に対する防御に寄与する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
微生物生理一般  ,  遺伝子発現 
引用文献 (48件):
  • Bergh, O.; Børsheim, K.Y.; Bratbak, G.; Heldal, M. High abundance of viruses found in aquatic environments. Nature 1989, 340, 467-468.
  • Bickle, T.A.; Krüger, D.H. Biology of DNA restriction. Microbiol. Rev. 1993, 57, 434-450.
  • Rifat, D.; Wright, N.T.; Varney, K.M.; Weber, D.J.; Black, L.W. Restriction endonuclease inhibitor IPI* of bacteriophage T4: A novel structure for a dedicated target. J. Mol. Biol. 2008, 375, 720-734.
  • Labrie, S.J.; Samson, J.E.; Moineau, S. Bacteriophage resistance mechanisms. Nat. Rev. Microbiol. 2010, 8, 317-327.
  • Sorek, R.; Lawrence, C.M.; Wiedenheft, B. CRISPR-Mediated Adaptive Immune Systems in Bacteria and Archaea. Annu. Rev. Biochem. 2013, 82, 237-266.
もっと見る

前のページに戻る