抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地域連携は多くの場合,その地域における課題を解決,克服する,あるいは,よい面をさらに発展させることを目的として行われ,その形態は,1)地域内連携,2)地域間連携,3)地域と地域外主体との連携,に分類することができる。一般に「連携」とは,一緒に物事に取り組むことを意味しており,いずれかの主体のみに利益がある場合,基本的にそれはボランティアと呼ばれる。だから論理的には,地域連携は連携する両者,参加する全ての主体にとって何らかの利益があることなる。そして,上記3)のうち「地域と大学の連携」では,地域側のメリットだけでなく,大学生が地域社会,人々と接することで,多くのことを実態的に学ぶことできるので,学生が成長することができるという効果を期待することができる。では,地域連携活動に参加した学生には,どのような利益,効果があったといえるだろうか。筆者は,所属大学で地域連携の授業と課外活動に関わっており,それらの参加者に対して,自己評価(簡易的なルーブリック)を実施してきた。これは「人間力」「創造性」「計画力」「再起力」など,およそ20項目の自己評価であり,これらを分析することで地域連携の授業や課外活動に参加した学生にどのような影響を与えたか,について明らかにすることができる。また,その測定方法についても検討を加える。(著者抄録)