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J-GLOBAL ID:202102218204387626   整理番号:21A0132353

トマト(Solanum lycopersicum)の生殖形質と収量に及ぼす同時発生的な暑熱・水分ストレスの影響

The Effect of Co-occurring Heat and Water Stress on Reproductive Traits and Yield of Tomato (Solanum lycopersicum)
著者 (4件):
資料名:
巻: 89  号:ページ: 530-536(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 2189-0102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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トマト(Solanum lycopersicum)の生産性は,熱波,洪水及び干ばつのような異常気象によって負の影響を受ける。本研究では,市販トマト品種‘Roma-VF’の生殖形質と収量に及ぼす暑熱ストレス及び水分ストレスの個別及び相加影響を評価した。播種5週間後に,暑熱ストレスと中程度及び重度の水分ストレスの組合せから成る5つのストレス処理を開始した。暑熱ストレス区のトマトは35/23°Cの日/夜温度,対照区のトマトは28/20°C日/夜温度に曝した。水分ストレスは,土壌水の自然枯渇によって,圃場容量の70%と40%(それぞれ,中程度と重度のストレス)の条件を課した。処理開始8週間後から,トマトを回復のために5週間対照条件下に置いた。花粉形態,花数,果数及び地上部バイオマス量を記録した。中程度または重度の水分ストレスと組み合わせた暑熱ストレスを受けたトマト植物からの花は,処理期間中に花粉を生産しなかった。さらに,暑熱ストレスまたは水分ストレスを受けたトマト植物では,回復期間の終わりまでに成熟した果実数は27~38%少なかった一方,同時に両ストレスを受けたトマト植物の果実数は対照に比べて90%少なかった(P<0.001)。‘Roma-VF’トマトは,十分に灌水すれば,熱波から十分に回復できると考察された。しかし,暑熱ストレスと水分ストレスが同時発生した場合には,果実収量が減少し,回復しないようであった。本研究報告は,‘Roma-VF’トマトに対する暑熱ストレスと水分ストレスの相加影響に関する初報告事例である。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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自然災害  ,  野菜  ,  発生,成長,分化 
引用文献 (37件):
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