鉱油とエステル油で熱劣化した絶縁紙のマイクロコスミック機構解析【JST・京大機械翻訳】

Gao Chenyu; Hao Jian; Chen Xin; Jian Zheng; Hao Wen; Zhu Taiyun

文献

J-GLOBAL ID：202102218257800785 整理番号：21A0065775

鉱油とエステル油で熱劣化した絶縁紙のマイクロコスミック機構解析【JST・京大機械翻訳】

Microcosmic Mechanism Analysis of Insulation Paper Thermally Aged in Mineral Oil and Ester Oils

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資料名：
巻： 2020 号： ICHVE ページ： 1-4 発行年： 2020年
JST資料番号： W2441A 資料種別：会議録 (C)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

天然エステルは,近年,ますます広く使用されており,一方,微視的機構の解析は,非常に重要である。本論文では,油紙試料の加速熱劣化試験を120°Cで実施し,25#鉱物油,大豆油,パーム油,通常の断熱プレスボード,および熱的にアップグレードした紙から成り,油紙絶縁システムの老化特性を研究した。絶縁プレスボードの重合度(DP)の変化法則に関する研究を実行した。鉱物油とエステル油で熱的に老化した絶縁紙の微視的機構解析を,種々の油紙複合モデルを構築して研究し,絶縁油紙システムにおけるヒドロニウムイオンの拡散をシミュレーションした。セルロース,油およびヒドロニウムイオン間の相互作用エネルギーと水素結合を分析した。結果は,大豆油に浸漬した絶縁プレスボードのDP値が最も高く,一方,鉱油に浸漬した絶縁プレスボードの老化速度が最も高く,大豆油の2.59倍とパーム油の1.03倍であることを示した。相互作用エネルギーと水素結合の分子シミュレーションの結果は,大豆油が,1wt%のヒドロニウムイオンを有する油-紙複合モデルにおけるパーム油のそれより1.2倍高い,ヒドロニウムイオンとの高い相互作用エネルギーのために,セルロースを保護する最良の能力を有することを示した。油-紙複合モデルにおけるヒドロニウムイオンの比の増加とともに,相互作用エネルギーとセルロースとヒドロニウムイオン間の水素結合数の両方が増加傾向を示した。5wt%ヒドロニウムイオンの油紙複合材料モデルにおいて,鉱物油-紙複合モデルにおけるセルロースとヒドロニウムイオンの間の水素結合の数は,大豆油-紙複合モデルの1.7倍であり,パーム油-紙複合モデルの1.1倍である。それは,絶縁紙の寿命を延長するエステルのヒドロニウムイオンの引力である。Copyright 2021 The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

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