抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】ヒト肺癌A549細胞のアポトーシスに及ぼす低分子干渉RNA(siRNA)サイレンシングRECQL4遺伝子の効果と分子機構を調査する。【方法】ヒト気管支上皮HBE細胞および異なる肺癌細胞A549,NCI-H1975およびNCI-H1299細胞におけるRECQL4遺伝子の発現を,qRT-PCRにより検出した。RECQL4の2つの特異的siRNAをA549細胞にそれぞれトランスフェクションし(それぞれsi-RECQL4-1群とsi-RECQL4-2群)、無機能siRNAをトランスフェクションしたA549細胞を陰性対照(NC群)とした。トランスフェクションしていないA549細胞をブランク対照(Blank群)とした。A549細胞におけるRECQL4mRNA発現は,トランスフェクション48時間後,qRT-PCRで検出し,RECQL4,Bax,Bcl-2,およびCleavedカスパーゼ-3蛋白質発現は,ウエスタンブロット法によって検出した。アポトーシスをアネキシンV-FITC/PI二重染色で検出した。活性酸素種(ROS)の含有量をDCFH-DAプローブで測定し,マロンジアルデヒド(MDA)還元型グルタチオン(GSH)の含有量を比色法で測定した。【結果】HBE細胞と比較して,A549,NCI-H1975およびNCI-H1299細胞におけるRECQL4発現は,有意に増加した(P<0.05)。A549細胞におけるRECQL4発現は,NCI-H1975およびNCI-H1299細胞より有意に高かった(P<0.05)。2種類のRECQL4siRNAのトランスフェクションは,A549細胞におけるRECQL4mRNAと蛋白質の発現を有意に抑制し(P<0.05),si-RECQL4-1群のサイレンシング効果は,より良好だった。Blank群と比較して,si-RECQL4-1群のA549細胞におけるBaxとCleavedカスパーゼ-3蛋白質の発現とROSとMDAの含有量は,有意に増加した(P<0.05)。Bcl-2蛋白質発現とGSH含有量は有意に減少した(P<0.05)。【結語】siRNAサイレンシング肺癌A549細胞におけるRECQL4遺伝子発現は,アポトーシス関連蛋白質の発現および酸化ストレスの調節に関与する。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】