抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ヒトアルファヘルペスウイルスは,3つのメンバー,単純ヘルペスウイルス(HSV)1と2と水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)から成る。これらのウイルスは上皮細胞における溶菌サイクルと神経系における潜伏期により特性化され,特に免疫不全患者において,周期的に再活性化し,重篤な合併症につながる可能性がある生涯感染を伴う。ウイルス転写を調節する機構は完全には解明されていないが,即時初期(IE)遺伝子のマスター役割が確立されている。G-四重鎖は,ウイルスを含む多くの生物における転写,複製および組換えを制御する非標準的核酸構造であり,魅力的な抗ウイルス標的を示す。本研究では,アルファヘルペスウイルスのIEプロモーターにおけるG四重鎖の存在,保存,折畳み及び活性を調べた。著者らの分析は,HSV-1,HSV-2およびVZVのゲノムにおけるすべてのIEプロモーターが,完全に保存されたG-四重鎖形成配列を含むことを示した。これらは長いループとバルジを有する配列から成り,従って古典的G-四重螺旋モチーフから逸脱する。さらに,それらの位置は,前縁と遅延鎖の両方にあり,いくつかの事例において,それらは,優れたG-牽引を含んでいる。生物物理学的および生物学的分析は,全ての配列が生理的条件下でG-四重螺旋に実際に折り畳まれ,G-四重螺旋リガンドBRACO-19によりさらに安定化され,その後の細胞におけるウイルスIE遺伝子転写の障害を伴うことを証明した。これらの結果は,ウイルス転写の制御に光を当て,アルファヘルペスウイルスの早期段階を障害する薬物を設計するための新しいウイルス標的を示す。さらに,ウイルスサイクルの一般的調節におけるG-四重鎖の重要性を検証した。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】