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J-GLOBAL ID:202102220066903639   整理番号:21A1433325

レチノール結合蛋白質4の血漿中濃度は2型糖尿病の有りと無しの被験者において大きなVLDLと小LDL粒子に関連する【JST・京大機械翻訳】

Plasma Levels of Retinol Binding Protein 4 Relate to Large VLDL and Small LDL Particles in Subjects with and without Type 2 Diabetes
著者 (10件):
資料名:
巻:号: 11  ページ: 1792  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7214A  ISSN: 2077-0383  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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背景:レチノール結合蛋白質4(RBP4)は血漿中のレチノールを運ぶが,マウスにおけるインスリン抵抗性に関与するのでアディポカインと考えられている。血漿RBP4は総コレステロール,低密度リポ蛋白質(LDL)-コレステロールおよびトリグリセリドと相関し,心血管リスクの増加を与える可能性がある。しかし,2型糖尿病(T2DM)と肥満における循環RPB4レベルについて論争が存在する。ここでは,T2DMの有無の被験者におけるRBP4とレチノールのリポ蛋白質サブ画分との関係を分析した。方法:空腹時血漿RBP4(酵素結合イムノソルベントアッセイ)およびレチノール(高速液体クロマトグラフィー)を,41のT2DM被験者および37の非糖尿病被験者において分析した。リポ蛋白質サブ分画(NMR分光法)を,36のT2DM被験者と27人の非糖尿病被験者で測定した。リポ蛋白質とRBP4の物理的相互作用を高速蛋白質液体クロマトグラフィー(FPLC)により評価した。結果:血漿RBP4とレチノールは強く相関した(r=0.881,p<0.001)。RBP4,レチノールおよびRBP4/レチノール比は,T2DMと非糖尿病被験者の間で異ならなかった(すべてのp>0.12),そして,ボディマスインデックスと無関係であった。特に,RBP4とレチノールはメタボリックシンドローム(p<0.05)の被験者で上昇し,これはトリグリセリドの上昇(p=0.013)と関連していた。大きいVLDL,総LDLおよび小さなLDLは,T2DM被験者で増加した(p=0.035から0.003)。すべての被験者を合わせて,RBP4は単変量解析において総コレステロール,非HDLコレステロール,LDLコレステロール,トリグリセリドおよびアポリポ蛋白質Bと相関した(それぞれp<0.001)。年齢,性別および糖尿病状態調整多変量線形回帰分析は,RBP4が大VLDL(=0.444,p=0.005)および小LDL粒子(=0.539,p<0.001)と独立して関連することを明らかにした。大きなVLDLとのその関係は,レチノールの更なる調整後も残った。RBP4はFPLC分析においてVLDLまたはLDL粒子と共溶出しなかった。結論:血漿RBP4レベルは,大きなVLDLおよび小さなLDL粒子と物理的に相互作用しないが,物理的に相互作用しない。RBP4の上昇は,アテローム形成性血漿リポ蛋白質プロファイルに寄与する可能性がある。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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代謝異常・栄養性疾患一般 
物質索引 (1件):
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引用文献 (44件):
  • Sullivan, P.W.; Morrato, E.H.; Ghushchyan, V.; Wyatt, H.R.; Hill, J.O. Obesity, inactivity, and the prevalence of diabetes and diabetes-related cardiovascular comorbidities in the, U.S.; 2000-2002. Diabetes Care 2005, 28, 1599-1603.
  • Kendall, D.M.; Harmel, A.P. The metabolic syndrome, type 2 diabetes, and cardiovascular disease: Understanding the role of insulin resistance. Am. J. Manag. Care 2002, 8, 635-653.
  • Kahn, S.E.; Hull, R.L.; Utzschneider, K.M. Mechanisms linking obesity to insulin resistance and type 2 diabetes. Nature 2006, 444, 840-846.
  • Yang, Q.; Graham, T.E.; Mody, N.; Preitner, F.; Peroni, O.D.; Zabolotny, J.M.; Kotani, K.; Quadro, L.; Kahn, B.B. Serum retinol binding protein 4 contributes to insulin resistance in obesity and type 2 diabetes. Nature 2005, 436, 356-362.
  • Graham, T.E.; Yang, Q.; Blüher, M.; Hammarstedt, A.; Ciaraldi, T.P.; Henry, R.R.; Wason, C.J.; Andreas Oberbach Andreas Oberbach, B.S.; Jansson, P.-A.; Smith, U.; et al. Retinol-binding protein 4 and insulin resistance in lean, obese, and diabetic subjects. N. Engl. J. Med. 2006, 354, 2552-2563.
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