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J-GLOBAL ID:202102220577568928   整理番号:21A0021277

TMTに基づく定量的プロテオミクス戦略を用いた心筋虚血-再潅流のラットモデルにおける心臓プロテオームの包括的解析【JST・京大機械翻訳】

Comprehensive analysis of the cardiac proteome in a rat model of myocardial ischemia-reperfusion using a TMT-based quantitative proteomic strategy
著者 (4件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 1-14  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7393A  ISSN: 1477-5956  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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心臓プロテオームの伝統的研究は,二次元ゲル電気泳動(2-DE)による動物モデルで主に研究されている。しかし,結果は,基礎となる機構の理解のための満足な品質ではなかった。最近の定量的プロテオミクス法は,これらの限界を克服するために改善された。虚血-再潅流(IR)のラットモデルにおける心臓プロテオームを包括的に研究するために,タンデム質量タグ(TMT)に基づく定量的プロテオミクス戦略を開発した。さらに,この戦略を用いて,代表的な食物繊維粒であるTriticum aestivum L.抽出物(TALE)の摂取による心筋梗塞の予防の基礎となる分子機構を調べた。心臓プロテオームをゲルベースアプローチとして2-DE,及び非ゲルベース定量的アプローチとして二次元液体クロマトグラフィー(2D-LC)及びタンデム質量分析(MS/MS)と組み合わせたTMT標識により分析した。さらに,遺伝子オントロジーアノテーションをPANTHERデータベースにより行った。興味あるいくつかの蛋白質を,ウェスタンブロット分析により確認した。2D-LC MS/MSを用いて,2つの独立したMSデータセットから合計641の蛋白質を同定した。これらの中で,著者らは,62の上方制御された蛋白質と89の下方制御された蛋白質から成る,見せかけの手術群とIR群の間で差次的に発現した151のIR関連蛋白質を同定した。大部分の還元蛋白質は代謝過程に関与した。さらに,IR関連蛋白質の57はTALE摂取により影響を受け,25の上方制御された蛋白質および32の下方制御された蛋白質を示した。特に,TALE摂取は代謝のスイッチをもたらし,高エネルギーリン酸塩の損失と有害な異化産物(特に活性酸素種(ROS))の蓄積を減少させ,細胞骨格バランスを維持し,心臓IR損傷の減少をもたらす。本研究はIR関連蛋白質と潜在的標的蛋白質の包括的プロテオームマップを提供し,ラットIRモデルにおけるTALE摂取による心筋梗塞の予防に関与する機構を同定した。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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蛋白質・ペプチド一般  ,  有機化合物の各種分析 
引用文献 (46件):

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