抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:多発性骨髄腫(multiplemyloma,MM)及びリンパ腫(Lymphoma)患者の免疫グロブリンG(immunoglobulinG,IgG)及びその亜類の発現量の差異及び血球パラメータとの相関性を検討する。方法:2019年1月-12月に四川省人民院で確定診断されたMM患者129例とリンパ腫患者113例を選択し、それぞれ総IgGとサブクラスIgG1、IgG2、IgG3とIgG4及び末梢血のルーチン部分パラメータに対して回顧性分析を行った。独立サンプルt検定またはノンパラメトリックMann-WhitneyU検定を用いて,IgGサブクラスと血球パラメータの関係を分析し,Pearson相関係数を二変量正規分布データに対して計算した。Spearman相関係数を,二変量非正規分布データに対して計算した。結果;多発性骨髄腫患者のIgG1とIgG2レベルはリンパ腫患者より明らかに高く(P=0.001,P=0.000),IgG3とIgG4レベルはリンパ腫患者より明らかに低かった(P=0.000,P=0.000)。血清総IgGは2群間に有意差はなかった(P=0.717)。性別によるグループ分けを行った結果、男性の多発性骨髄腫とリンパ腫患者のIgG4含有量は女性患者より明らかに高く、統計学的有意差があった(Z=-3.191,P=0.001)。多発性骨髄腫患者の発病年齢,M%,E%はリンパ腫患者より明らかに高く(P=0.000,P=0.005,P=0.019),WBC,RBC,Hbはリンパ腫患者より明らかに低かった(P=0.013,P=0.000,P=0.014)。Spearman相関分析では,多発性骨髄腫患者の血清総IgGとIgG1含量の上昇に伴いRBC,Hbは低下傾向(r=-0.254,r=-0.272,r=-0.248とr=-0.289)を示した。リンパ腫患者の血清IgG4含有量の上昇に伴い、患者のRBC、Hbは降下する傾向(r=-0.240、r=-0.251)の結論がある。IgG亜類検査及び血球パラメータとの相関性研究は多発性骨髄腫とリンパ腫の診断及び発病機序の検討などに重要な臨床意義を有する。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】