抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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[目的]大豆(Glycinemax)は中国に原産し、高品質の大豆は食品、飼料、織物などの多種類の加工業で広く応用されているため、高品質ダイズを育成することは育種者と生産者の焦点となっている。ダイズ脂肪酸の各成分に対してQTLマッピング及び候補遺伝子の選別を行うことにより、大豆の品質改良に分子基礎を築いた。[方法]アメリカの大豆品種Charlestonと東農594を親として、遺伝子組換え近交系(RILs)を構築し、栽培大豆カカ農14と野生ダイズZYD006を親として、染色体断片代換系(CSSLs)を試験材料とした。ガスクロマトグラフィーにより2つのグループの脂肪酸含有量を測定し、東北農業大学農学院の大豆遺伝改良実験室で構築した遺伝図に基づき、WindowsQTLCartographer2.5とICIMappingソフトウェアは、2017-2018年のRIL群とCSSL群中のダイズ脂肪酸成分に対してQTLマッピング研究を行い、得られたQTL信頼区間に対して候補遺伝子のマイニングを行った。[結果]20172018年に、RIL群とCSSL群はそれぞれ34と20の脂肪酸成分に関連するQTLを定位し、B2、C1、G、H、J、MとO以外の13の連鎖群に分布した。2つの個体群のQTLマッピング結果を比較すると、2つの群体の中で10対のQTLが重複して検出され、その中、A1、C2、D1a、F、KとNの連鎖群に分布するQTLは多種の脂肪酸含有量と相関し、A1連鎖群にはリノール酸と油分含有量の重なるQTLが検出された。C2連鎖群にはステアリン酸と油分含有量の重なるQTLが検出された。D1a連鎖群には、ステアリン酸と油分含量が重なるQTLが検出された。F連鎖群には,パルミチン酸,ステアリン酸および油分含有量の重複QTLが検出された。リノール酸とリノレン酸の重なるQTLをK連鎖群で検出した。N連鎖群には、パルミチン酸と油分含量が重なるQTL、オレイン酸とリノール酸含量が重なるQTLが検出された。QTLマッピングで得られたすべての信頼区間に対して候補遺伝子のマイニングを行い、遺伝子アノテーションデータセットから全部で485個の候補遺伝子をスクリーニングし、そのうち、271個の候補遺伝子はGO注釈を持ち、さらにGO濃縮データ分析を行い、15個の候補遺伝子は脂肪酸と関係がある。主に植物アシル-アシルキャリア蛋白(ACP)チオエステラーゼ、脂肪酸デサチュラーゼ、ホスホリパーゼD1、脂肪酸-ヒドロキシラーゼ、ピルビン酸キナーゼとアシル補酵素Aの生合成、脂肪酸鎖の伸長の調節を通じて、脂肪酸の合成に影響する。[結論]合計54のダイズ脂肪酸の各成分に関連するQTLを検出し、2つの群体の中で10対のQTLを繰り返し測定し、QTLの定位で得られた信頼区間に対して候補遺伝子の選別を行い、15の候補遺伝子と脂肪酸が相関した。これらの安定した脂肪酸に関連するQTLと脂肪酸に関連する候補遺伝子は大豆脂肪酸改良の分子マーカー補助選択に用いることができる。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】