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J-GLOBAL ID：202102223107605059   整理番号：21A0147498

確率的運動論的シミュレーションから明らかにした定常状態への平衡中の分子内一重項分裂の動的発光特徴【JST・京大機械翻訳】

Dynamic emissive signatures of intramolecular singlet fission during equilibration to steady state revealed from stochastic kinetic simulations

著者 (2件)： Walwark David J. Jr. (Department of Chemistry, University of New Mexico, Albuquerque, New Mexico 87131, USA) ,  Grey John K. (Department of Chemistry, University of New Mexico, Albuquerque, New Mexico 87131, USA)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 153  号： 23  ページ： 234102-234102-16  発行年： 2020年 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 分子内一重項分裂(iSF)が可能な共役アセンに基づく分子ダイアドにおける多励起子状態の集団を正確に追跡する動的蛍光プローブの能力を調べた。大きなアセン(例えば,テトラセンとペンタセン)に基づくiSFダイアドの時間分解分光研究から報告された光物理モデルの確率的シミュレーションを用いて,個体群と蛍光収率動力学を外挿した。この手法は,三重項寿命に匹敵する持続時間で,刺激として反復矩形型励起波形の使用を必要とする。励起光刺激の有無における一重項分裂の全有効時間に関与する多重励起子状態の緩和に直接関連するユニークな動力学シグネチャを観測した。特に,時間依存蛍光収率は急激な減衰を示し,応答における顕著な「ディップ」特徴として現れるより遅い上昇動力学を示した。蛍光収率の初期の急速な減少は三重項対の形成から生じ,完全な基底状態漂白効果に似た発光を生じない三重項を分離する。しかし,1つの分離した三重項の緩和は,系を吸収し,いくつかの場合,蛍光収率を増加させ,発光応答における上昇動力学を引き起こす。本アプローチはまた,代替緩和チャネルの結果を探索する能力に加えて,定常状態条件までの全ての多重励起子状態ポピュレーション動力学の外挿を可能にする。結果は,動的蛍光研究からの一重項分裂事象のユニークな特徴を解決することができ,検出能力を増強し,感度限界とアクセス可能な時間スケールを拡張できることを示した。Copyright 2021 AIP Publishing LLC All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 基底状態 ,  蛍光 ,  *シミュレーション ,  *発光 ,  励起 ,  励起子 ,  外挿法 ,  共役 ,  緩和現象 ,  時間分解分光法 ,  個体群 ,  ニトロソ化合物 ,  多窒素化合物
準シソーラス用語： 励起光 ,  多重励起子 ,  *一重項分裂 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 分子の電子構造  (BH05010Q)

物質索引 (1件)： テトラセン

タイトルに関連する用語 (6件)： 確率 ,  運動論 ,  シミュレーション ,  定常状態 ,  平衡 ,  一重項分裂