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J-GLOBAL ID:202102224257928364   整理番号:21A0899259

レゾルビンD1はNrf2経路を通してインフルエンザAウイルスによって誘発される傷害に対する気道バリアを保護する【JST・京大機械翻訳】

ResolvinD1 Protects the Airway Barrier Against Injury Induced by Influenza A Virus Through the Nrf2 Pathway
著者 (10件):
資料名:
巻: 10  ページ: 616475  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7063A  ISSN: 2235-2988  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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インフルエンザAウイルス(IAV)により誘導される気道バリア損傷と過度炎症は,疾患進行と予後と関係する。レゾルビンD1(RvD1)は肺における感染に対して重要な防御を有する有望な脂質メディエーターである。しかし,RvD1がIAV誘導損傷に対して防御するかどうか,および基礎となるメカニズムは不明である。本研究では,初代正常ヒト気管支上皮(pNHBE)細胞を分離し,IAVおよび/またはRvD1と共培養した。次に,Nrf2依存性経路におけるEカドヘリン,Zonulaオクルディン-1,炎症メディエーターおよび蛋白質発現を検出した。機構をさらに探索するために,Nrf2短ヘアピンRNA(Nrf2 shRNA)をpNHBE細胞に適用した。さらに,マウスにIAVを感染させ,その後RvD1で処理した。IAVはE-カドヘリン,Zonulaオクルディン-1,Nrf2及びHO-1の発現をダウンレギュレートし,NFκB p65及びIKBαのリン酸化,IL-8及びTNF-αのレベルをアップレギュレートし,ROS産生をアップレギュレートした。RvD1はIAVにより誘導されたこれらの損傷効果を逆転させた。しかし,Nrf2発現がpNHBE細胞においてshRNAで抑制されたとき,IAV誘発損傷に対するRvD1の保護作用は阻害された。in vivo研究は,RvD1がバリアー蛋白質破壊を軽減し,気道炎症反応を減少させることを示した。まとめると,本研究は,RvD1が気道上皮バリア機能の保護とNrf2経路を介した炎症の低減において二重の有益な役割を果たし,インフルエンザAウイルス感染のためのより良い治療選択肢を提供するかもしれないことを示した。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物学的機能  ,  細胞生理一般  ,  遺伝子発現 
引用文献 (42件):
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