抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:甲状腺癌の細針穿刺組織中の癌胎児抗原接着分子1(CEACAM1)の発現量と腫瘍悪性度との相関性を分析する。【方法】2018年04月から20年4月までに,甲状腺結節の細針生検を受けた118例の患者を研究対象として選択し,病理学的検査結果に従って,甲状腺癌患者55例(甲状腺癌群)と良性甲状腺腫瘍63例(良性甲状腺腫瘍群)に分類した。CEACAM1発現量,血清腫瘍マーカー[サイトケラチン19断片(Cyfra21-1),ガレクチン-3(Cal-3),癌胎児抗原(CEA),マトリックスメタロプロテイナーゼ-9(MMP-9)]を測定した。増殖遺伝子[フォークヘッドボックス蛋白質A1(FOXA1),レプチン受容体(ObR),増殖細胞核抗原(PCNA)]および浸潤遺伝子[BCL6共抑制因子様蛋白質1(BCORL1),S100カルシウム結合蛋白質A4(S100A4);特異的AT配列結合蛋白質1(SATB1),ヒトTwist関連蛋白質1(Twist1)の発現量,およびCEACAM1とCyfra21-1,Cal-3,CEA,MMP-9,FOXA1,ObR,PCNA,およびTwist1の発現を分析した。BCORL1、S100A4、SATB1、Twist1の相関性。【結果】甲状腺癌群のCEACAM1発現および陽性率は,甲状腺良性腫瘍群に比して有意に高かった(P<0.05)。甲状腺癌群の血清Cyfra21-1、Cal-3、CEA及びMMP-9レベルとFOXA1、ObR、PCNA、BCORL1、S100A4、SATB1、Twist1タンパク質の発現量は甲状腺良性腫瘍群より高かった。差は有意であった(P<0.05)。Spearman相関分析は,CEACAM1の発現量が,Cyfra21-1,Cal-3,CEA,MMP-9,FOXA1,ObR,PCNA,BCORL1,S100A4,SATB1,S100A4,およびS100A4,T2OTwist1は正の相関を示した(P<0.05)。結論:甲状腺癌の細針穿刺組織においてCEACAM1は高発現を呈し、しかも腫瘍の悪性度と正の相関がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】