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J-GLOBAL ID:202102224649028808   整理番号:21A0326173

振幅包絡線情報の局部時間反転による音声の不明瞭化の検討

Study on reducing speech intelligibility with locally time-reversing temporal amplitude envelope
著者 (3件):
資料名:
巻: 120  号: 241(EA2020 21-45)  ページ: 32-37 (WEB ONLY)  発行年: 2020年11月13日 
JST資料番号: U2030A  ISSN: 2432-6380  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究の目的は,対象となる目的音声の時間微細構造はそのままで,振幅包絡線情報のみを局部時間反転した音声が目的音声を不明瞭にできるかどうか,また不明瞭にできるとすれば最も効果的な反転区間長はどれくらいなのかを明らかにすることである.これら二点を検討するために,2つの親密度(最も高い親密度と最も低い親密度)と9つの局部時間反転の反転区間長(20,40,80,160,240,320,480,640ms,ALL(全区間))を条件として,親密度別単語了解度試験を行った.その結果,次のことが明らかになった.(1)局部反転区間を操作することで単語正答率が低下すること,(2)その単語正答率の低下の度合いは,単語親密度で異なること(高親密度で77%になるのに対し,低親密度で44%になること),(3)最も効果的な反転区間長は160ms前後であること.以上の結果から,振幅包絡線情報が局部時間反転した音声により目的音声の不明瞭化が可能であることが明らかになった.(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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音声処理  ,  データ保護 
引用文献 (14件):
  • 佐藤 洋, 清水 寧, “スピーチプライバシー研究の歴史と近年の動向,” 日本音響学会誌, vol.64, no.8, pp.475-480, 2008.
  • 李孝珍, 上野佳奈子, 坂本慎一,“調剤薬局におけるスピーチプライバシーの改善事例に関する実験的検討,” 日本建築学会技術報告集, vol.20, no.44, pp-165-168, Feb, 2014.
  • 佐伯 徹郎, 山口 静馬, 為末 隆弘,“マスキングノイズによるスピーチプライバシー保護に関する一考察,” 日本音響学会誌, vol.61, no.10, pp.571-575, 2005.
  • 星野 康, 森本 政之, 佐藤 逸人,“遮音性能とスピーチプライバシーの関係,”日本建築学会講演論文集, D-1, pp.343-344, 2010.
  • 柏原 佑太, “音声伝送指標を基準としたスピーチプライバシー保護の研究,” 北陸先端科学技術大学院大学修士論文, 2017.
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