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J-GLOBAL ID:202102225093980901   整理番号:21A1886378

末梢ミスフォールド蛋白質は虚血性脳卒中誘発神経炎症と脳損傷を悪化させる【JST・京大機械翻訳】

Peripherally misfolded proteins exacerbate ischemic stroke-induced neuroinflammation and brain injury
著者 (8件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 1-17  発行年: 2021年 
JST資料番号: U7329A  ISSN: 1742-2094  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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蛋白質凝集体は,心臓,腎臓および膵臓のような末梢器官で見出されるが,虚血性卒中後の神経炎症および脳機能回復に与える末梢ミスフォールド蛋白質の影響についてはほとんど知られていない。ここでは,ミスセンス(R120G)変異体小熱ショック蛋白質,αB-クリスタリン(CryABR120G)の心筋細胞制限過剰発現を有するマウスにおける虚血/再潅流(I/R)誘導脳損傷を,非トランスジェニック(Ntg)同腹子と比較して,I/R後の神経炎症と脳機能回復を調べることにより検討した。末梢誤折畳み蛋白質が脳機能にどのように影響するかを理解するために,エキソソームをCryABR120GとNtgマウス血液から分離し,野生型(WT)マウスと初代皮質ニューロン-グリア混合培養に使用した。さらに,I/R後の脳からの分離蛋白質凝集体を分離し,凝集体が変異蛋白質CryABR120Gを含むかどうかを評価するために,質量分析を行った。CryABR120Gミスフォールディングが自己伝播するかどうかを決定するために,誤折畳み蛋白質播種アッセイを細胞培養において実施した。結果は,CryABR120Gマウスが,Ntgマウスと比較し,I/R後の脳における梗塞容積,脳機能回復遅延および神経炎症と蛋白質凝集の劇的な増加を示すことを示した。興味深いことに,CryABR120Gマウス脳から分離した蛋白質凝集体の質量分析により,脳における変異体CryABR120G蛋白質の存在を確認した。重要なことに,CryABR120Gマウス血液から分離したエキソソームによるWTマウスの静脈内投与は,WTマウスでI/R誘導脳損傷を悪化させた。さらに,CryABR120Gマウスエキソソームと初代ニューロン培養とのインキュベーションは顕著な蛋白質凝集を誘導した。CryABR120G凝集体の細胞培養への形質導入は,正常なCryAB蛋白質を引き起こし,劇的な凝集を受け,大きな凝集体を形成し,細胞におけるCryABR120Gミスフォールディングの自己伝播を示唆した。これらの結果は,心臓における末梢性誤折畳み蛋白質が神経炎症を促進し,おそらくエキソソームを介してI/R後の脳損傷を悪化させ,これは心臓-脳クロストークの根底にある過小評価機構を表すかもしれないことを示唆する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
循環系の基礎医学 
引用文献 (58件):
  • Cold Spring Harb Perspect Biol; Cellular strategies of protein quality control; B Chen, M Retzlaff, T Roos, J Frydman; 3; 2011; a004374; 10.1101/cshperspect.a004374; citation_id=CR1
  • Science; Lysosome activation clears aggregates and enhances quiescent neural stem cell activation during aging; DS Leeman, K Hebestreit, T Ruetz, AE Webb, A McKay, EA Pollina, BW Dulken, X Zhao, RW Yeo, TT Ho; 359; 2018; 1277-1283; 10.1126/science.aag3048; citation_id=CR2
  • J Neurosci; Protein aggregation after transient cerebral ischemia; BR Hu, ME Martone, YZ Jones, CL Liu; 20; 2000; 3191-3199; 10.1523/JNEUROSCI.20-09-03191.2000; citation_id=CR3
  • Stroke; Reperfusion rather than ischemia drives the formation of ubiquitin aggregates after middle cerebral artery occlusion; K Hochrainer, K Jackman, J Anrather, C Iadecola; 43; 2012; 2229-2235; 10.1161/STROKEAHA.112.650416; citation_id=CR4
  • J Neurosci; Ubiquilin-1 protects cells from oxidative stress and ischemic stroke caused tissue injury in mice; Y Liu, L Lu, CL Hettinger, G Dong, D Zhang, K Rezvani, X Wang, H Wang; 34; 2014; 2813-2821; 10.1523/JNEUROSCI.3541-13.2014; citation_id=CR5
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