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J-GLOBAL ID:202102225308700528   整理番号:21A0099337

間葉系間質細胞由来の細胞外小胞は急性放射線症候群のマウスモデルにおいて腸管毒性を緩和する【JST・京大機械翻訳】

Extracellular vesicles derived from mesenchymal stromal cells mitigate intestinal toxicity in a mouse model of acute radiation syndrome
著者 (8件):
資料名:
巻: 11  号:ページ: 1-15  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7397A  ISSN: 1757-6512  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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急性放射線症候群および死亡を生じる高用量の放射線へのヒト曝露は,核事故またはテロリズムのイベントで,大量死傷性カタストロフィーに迅速にエスカレートする。主な理由は,現在,特に放射線誘発胃腸症候群に対して有効な治療選択肢がないことである。この症候群は,重度の脱水,失血および敗血症を生じる粘膜バリア完全性の破壊から生じる。この研究では,間葉間質細胞(MSC)に由来する細胞外小胞が,放射線と関係した粘膜バリア損傷を低下させ,放射線が誘導する動物死亡率を低下するかを検討した。ヒトMSC由来細胞外小胞を,致死全身照射(10Gy)後,3,24および48時間NUDEマウスに静脈内投与した。小腸上皮バリアの完全性を,形態学的分析,タイトジャンクション蛋白質(クラスディン-3)に対する免疫染色および4kDa FITC標識デキストランに対するin vivo透過性により評価した。小腸上皮の新生は,上皮細胞アポトーシス(TUNEL染色)と増殖(Ki67免疫染色)を定量化することによって測定した。統計解析は,一方向ANOVAを用いて行い,続いてTukey検定を行った。マウス生存の統計解析は,Kaplan-MeierとCox法を用いて行った。MSC由来細胞外小胞処理は10Gy全身照射を受けたマウスの瞬間死亡率リスクを85%減少させ,生存時間を増加させた。この作用は,粘膜バリア破壊の減少におけるMSC由来細胞外小胞の有効性に起因すると考えられた。MSC由来細胞外小胞は上皮陰窩細胞の増殖を促進し,アポトーシスを阻害することにより小腸上皮の更新を改善することを示した。MSC由来細胞外小胞はまた,上皮の密着結合でのクローディン-3免疫染色の保存により証明されたように,放射線誘導粘膜透過性を減少させた。MSC由来細胞外小胞は上皮修復と再生を促進し,放射線誘発胃腸毒性に曝露したマウスの腸上皮の構造的完全性を維持する。著者らの結果は,MSC由来細胞外小胞の投与は,急性放射線症候群を制限するための有効な治療法であることを示唆する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (2件):
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動物に対する影響  ,  消化器の基礎医学 
引用文献 (50件):
  • radiation sickness: Thomson Reuters; 2013; CR1; citation_author=T Allman
  • Rep Pract Oncol Radiother; Radiobiology of the acute radiation syndrome; IGM Macia, A Lucas Calduch, EC Lopez; 16; 4; 2011; 123-130; citation_id=CR2
  • South Med J; Acute radiation syndrome: assessment and management; EH Donnelly, JB Nemhauser, JM Smith, ZN Kazzi, EB Farfan, AS Chang; 103; 6; 2010; 541-546; citation_id=CR3
  • Australas Phys Eng Sci Med; Eric J. Hall and Amato J. Giaccia: Radiobiology for the radiologist; M Douglass; 41; 4; 2018; 1129-1130; citation_id=CR4
  • Pacelli R, Mansi L. Eric Hall and Amato J. Giaccia: Radiobiology for the radiologist, 6th edn. Eur J Nucl Med Mol Imaging 2007;34(6):965-966.
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