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J-GLOBAL ID:202102226090626389   整理番号:21A2841990

ストレス顆粒誘導真核生物翻訳開始因子4A阻害剤はインフルエンザAウイルス複製を阻害する【JST・京大機械翻訳】

Stress Granule-Inducing Eukaryotic Translation Initiation Factor 4A Inhibitors Block Influenza A Virus Replication
著者 (5件):
資料名:
巻:号: 12  ページ: 388  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7293A  ISSN: 1999-4915  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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真核生物翻訳開始因子4A(eIF4A)は,構造化mRNA5′非翻訳領域を巻き戻しることによって翻訳前開始複合体の集合を促進するヘリカーゼである。ペタミンA(PatA)とシルベストロールはeIF4A機能を破壊し,翻訳を停止する天然産物であり,それによってストレス顆粒(SG)として知られる失速前開始複合体の細胞質凝集体の形成を誘発する。ここでは,細胞培養におけるインフルエンザAウイルス(IAV)蛋白質合成と複製に対するPatAとシルベストロールによるeIF4A阻害の影響を調べた。感染後のPatAまたはシルベストロールによる感染細胞の処理は,SG形成,ウイルス蛋白質合成の停止およびウイルスゲノム複製の失敗をもたらした。eIF4Aに不可逆的に結合するPatAは,薬物中止後のIAV複製の長期遮断を持続し,最小細胞毒性を持つ濃度でIAV複製を阻害した。対照的に,シルベストロールの抗ウイルス効果は,完全に可逆的であった。薬物中止は迅速なSG溶解とウイルス蛋白質合成の再開を引き起こした。シルベストロールによるIAV阻害は細胞毒性と常に関連していた。PatAは遺伝的に分岐したIAV株の複製を遮断し,宿主eIF4A活性に対する共通の依存性を示唆した。本研究は,コア宿主蛋白質合成機構がウイルス複製の阻止に標的化できることを示した。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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遺伝子発現 
引用文献 (47件):
  • Plotch, S.J.; Bouloy, M.; Ulmanen, I.; Krug, R.M. A unique cap(m7GpppXm)-dependent influenza virion endonuclease cleaves capped RNAs to generate the primers that initiate viral RNA transcription. Cell 1981, 23, 847-858.
  • Khaperskyy, D.A.; Schmaling, S.; Larkins-Ford, J.; McCormick, C.; Gaglia, M.M. Selective degradation of host RNA polymerase II transcripts by influenza A virus PA-X host shutoff protein. PLoS Pathog. 2016, 12, e1005427.
  • Nemeroff, M.E.; Barabino, S.M.; Li, Y.; Keller, W.; Krug, R.M. Influenza virus NS1 protein interacts with the cellular 30 kDa subunit of CPSF and inhibits 3’end formation of cellular pre-mRNAs. Mol. Cell 1998, 1, 991-1000.
  • Pereira, C.F.; Read, E.K.C.; Wise, H.M.; Amorim, M.J.; Digard, P. Influenza A virus NS1 protein promotes efficient nuclear export of unspliced viral M1 mRNA. J. Virol. 2017, 91, e00528-17.
  • Satterly, N.; Tsai, P.L.; van Deursen, J.; Nussenzveig, D.R.; Wang, Y.; Faria, P.A.; Levay, A.; Levy, D.E.; Fontoura, B.M. Influenza virus targets the mRNA export machinery and the nuclear pore complex. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 2007, 104, 1853-1858.
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