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J-GLOBAL ID:202102226311858129   整理番号:21A0723142

カルノシンは有足細胞における細胞ストレス応答を活性化し,糖化および脂質過酸化ストレスを減少させる【JST・京大機械翻訳】

Carnosine Activates Cellular Stress Response in Podocytes and Reduces Glycative and Lipoperoxidative Stress
著者 (11件):
資料名:
巻:号:ページ: 177  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7146A  ISSN: 2227-9059  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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カルノシンは,in vivoモデルにおいて糖尿病性腎症を含む糖尿病合併症を改善する。腎保護の根底にある機構をさらに理解するために,糸球体機能に必須であるマウス不死有足細胞における細胞ストレス応答蛋白質に対するグルコース誘導ストレス下のカルノシンの影響を調べた。高グルコースストレスは,細胞内熱ショック蛋白質70(Hsp70),サーチュイン1(Sirt-1),チオレドキシン(Trx),グルタミン酸-システインリガーゼ(γ-グルタミルシステインシンテターゼ;-GCS)およびヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)を,無処置細胞と比較して3050%の有足細胞中で,ストレス反応に開始した。”ストレス反応”は,細胞内熱ショック蛋白質70(Hsp70),サーチュイン-1(Sirt-1),チオレドキシン(Trx),グルタミン酸-システインリガーゼ(γ-グルタミルシステインシンテターゼ;-GCS)およびヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)を増加させた。カルノシン(1mM)もこれらの細胞内ストレスマーカーの対応するアップレギュレーションを誘導し,Hsp70(21%),-GCS及びHO-1(それぞれ13%及び20%)に対するグルコースと比較してより顕著であった。カルノシン(1mM)とグルコース(25mM)の共培養は,未処理細胞と比較して,Hsp70(84%),Sirt-1(52%),Trx(35%),-GCS(90%)およびHO-1(73%)濃度のさらなるアップレギュレーションを誘導した(すべてのp<0.001)。4-ヒドロキシ-trans-2-ノネナール(HNE)と蛋白質カルボニル化のグルコース誘導増加は,カルノシンにより用量依存的に50%以上減少した(p<0.001)。有足細胞は高カルノシン濃度(10mM)を許容したが,高カルノシンレベルはTrxと-GCS(対照に比べてそれぞれ10%と19%)をわずかに増加させたが,Hsp70,Sirt-1とHO-1蛋白質(有意ではない)ではなく,グルコース誘導酸化ストレス応答を改変しなかった。ポドサイトでは,カルノシンは細胞ストレス耐性およびレジリエンス経路を誘導し,高グルコース誘導糖化および脂質過酸化ストレスの低減に非常に効果的であった。中程度の濃度のカルノシンは,直接有足細胞分子保護作用を示した。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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代謝異常・栄養性疾患一般 
引用文献 (55件):
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