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J-GLOBAL ID:202102226501084300   整理番号:21A0143465

大電流を高精度に測定可能なTMR磁気センサの開発

Development of TMR magnetic sensor for precise current monitoring
著者 (1件):
資料名:
巻: 230th  ページ: 13-18  発行年: 2020年12月22日 
JST資料番号: Z0979A  ISSN: 1882-2940  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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・自動車の高圧バッテリーの電流センサとして,±1kOeのダナミックレンジトンネルを持ち,暗電流を検知できる,誤差0.1%FS以下の高い線形性を持つTMR(トンネル磁気抵抗)磁気センサを開発。
・TMRを磁気センサにするには,外部磁場に対して線形な出力変化が必要で,自由層と固定層の磁化容易軸を直交させる必要があり,感度は単位磁場当たりのTMR比の変化で,%/Oe単位で表現。
・CoFeB/MgO/CoFeBの三層構造をベースとしたTMR素子において,面内磁化膜の自由層としてCoFeBを用い,固定層として垂直磁化膜であるCo/Pd多層膜の積層反磁性多層膜を使用。
・上記構造で±2.5kOeに及ぶダイナミックレンジが得られ,固定層が磁化反転しない磁場範囲(±2.5kOe)で,磁気コンダクタンスは非常に高い線形性を示し,最大感度は0.0053%/Oe。
・さらに磁気異方性エネルギーの高次項を考慮した理論モデルを構築し,二次の垂直磁気異方性により,磁気コンダクタンスに非線形性が生じることを解明。
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分類 (1件):
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電流,電圧,電荷の計測法・機器 
引用文献 (22件):
  • W.H. Butler, X.-G. Zhang, T.C. Schulthess, and J.M. MacLaren, Phys. Rev. B 63, 054416 (2001).
  • J. Mathon and A. Umerski, Phys. Rev. B 63, 220403 (2001).
  • S. Yuasa, A. Fukushima, T. Nagahama, K. Ando, and Y. Suzuki, Jpn. J. Appl. Phys. 43, L588 (2004).
  • S. Yuasa, T. Nagahama, A. Fukushima, Y. Suzuki, and K. Ando, Nat. Mater. 3, 868 (2004).
  • S.S.P. Parkin, C. Kaiser, A. Panchula, P.M. Rice, B. Hughes, M. Samant, and S.H. Yang, Nat. Mater. 3, 862 (2004).
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