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J-GLOBAL ID：202102229999246764   整理番号：21A0026546

生物活性炭吸着池躯体コンクリートの表層劣化の要因と補修用モルタルの結合材選定に関する研究

Deterioration Factors on Concrete Surface in Biological Activated Carbon Adsorption Pool and Binder Selection for Repairing Mortar

著者 (6件)： 大野健太郎 (首都大学東京 大学院都市環境科学研究科) ,  上野敦 (首都大学東京 大学院都市環境科学研究科) ,  宇治公隆 (首都大学東京 大学院都市環境科学研究科) ,  山田誠 (東京都 水道局) ,  櫻庭庄平 (東京都 水道局) ,  高瀬健太郎 (東京都 水道局)
資料名： 水道協会雑誌  (Journal of Japan Water Works Association)
巻： 89  号： 12  ページ： 2-18  発行年： 2020年12月01日 
JST資料番号： G0025A  ISSN： 0371-0785  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 生物活性炭吸着(BAC)池の躯体コンクリートは他の浄水施設と比較して劣化程度およびその進行が大きいとされる。本研究では配合および供用年数が異なる2浄水場のBAC池躯体コンクリートから採取したコアを分析し,コアの分析結果と工程水の水質分析結果から,BAC池での劣化要因を推定した。さらに,躯体表層部の補修用吹付けモルタルの検討に際し,BAC池を模擬した曝露実験槽を作製し,結合材種を変えたモルタル供試体を約7年間曝露した。その結果,水酸化カルシウム量の低減によるCaイオンの溶脱抑制が劣化抵抗性に寄与すると示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： 上水道 ,  浄水施設 ,  活性炭処理 ,  貯槽 ,  *コンクリート ,  *劣化 ,  調査 ,  分析 ,  水質試験 ,  カルシウム ,  溶脱 ,  エトリンジャイト ,  修理 ,  モルタル ,  吹付 ,  曝露試験 ,  電子プローブX線分析
準シソーラス用語： *生物活性炭処理 ,  躯体 ,  表面劣化 ,  劣化調査 ,  コア採取 ,  水質分析 ,  原因 ,  炭酸水 ,  *補修 ,  配合試験 ,  EPMA【表面分析】

分類 (5件)： 上水道工学・用水処理一般  (SC02010X) ,  用水の生物学的処理  (SC02050P) ,  コンクリート構造  (RA04030A) ,  腐食  (WB03030B) ,  水質調査測定一般  (SB02060X)

引用文献 (19件)：

• 眞島光保、野田純嗣、木原義孝、宮本浩治: 水道施設におけるコンクリートの劣化現象、材料、Vol.40, No.456, pp.1171-1177, 1991
• 牛尾亮太、松田康孝、森川英典: 90余年経過した配水池におけるコンクリート表面劣化の評価、コンクリート工学年次論文集、Vol.33, No.1, pp.683-688、2011
• 関健吾、横関康祐、取違剛、木村彩永佳: 建設から約100年経過した配水池におけるコンクリートの溶脱評価、コンクリート工学年次論文集、Vol.35, No.1, pp.757-762、2013
• 大脇英司、花元隆司、橋本利明、岡本礼子: 活性炭を用いた浄水施設のコンクリートの劣化、コンクリート工学年次論文集、Vol.18, No.1, pp.903-908、1996
• 大脇英司、岡本礼子、長塩大司: 高度浄水施設におけるオゾン接触反応槽のコンクリート劣化、コンクリート工学年次論文集、Vol.19, No.1, pp.979-984、1997

タイトルに関連する用語 (11件)： 生物活性炭 ,  吸着 ,  躯体 ,  コンクリート ,  表層 ,  要因 ,  補修 ,  モルタル ,  結合材 ,  選定 ,  研究