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J-GLOBAL ID:202102230830308824   整理番号:21A0898992

DNA損傷修復遺伝子変異は免疫チェックポイント阻害剤で治療した結腸直腸癌における良好な予後の指標である【JST・京大機械翻訳】

DNA Damage Repair Gene Mutations Are Indicative of a Favorable Prognosis in Colorectal Cancer Treated With Immune Checkpoint Inhibitors
著者 (13件):
資料名:
巻: 10  ページ: 549777  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7089A  ISSN: 2234-943X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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背景:DNA損傷修復(DDR)遺伝子は最近,抗腫瘍免疫応答に関与する。したがって,免疫チェックポイント阻害剤(ICI)を受けている結腸直腸癌(CRC)患者における免疫応答の形成におけるDDR経路の意味を解明することは価値がある。方法:Memorial Sloan Kettring Center(MSK ICIコホート)からICIで治療したコホートから公的に利用可能なゲノムデータを分析した。DDR変異の影響を特徴づけるために,癌ゲノムアトラス(TCGA)結腸直腸腺癌(COADREAD)データセットのゲノムデータを調査した。また,パネル配列決定を用いて中国のCRCコホートにおけるDDR変異とマイクロサテライト不安定性-高(MSI-H)の発生率を分析した。結果:DDR経路は,CRCsで36.4%の最高頻度で,多癌MSK ICIコホートで通常変異した(21.8%)。生存分析は,DDR変異がMSK ICIコホートにおけるCRCsと汎癌における改善された全生存率(OS)と相関することを示した。しかし,TCGA COADREADとMSK非ICI CRCでは有意な関連は認められなかった。DDR変異は,TCGA COADREADデータセットにおけるより高い腫瘍変異負荷(TMB)レベルおよび増加した免疫細胞浸潤および免疫チェックポイント分子発現と関連していた。最後に,中国人CRCコホートにおけるDDR変異パターンとMSI-Hおよび他のゲノム特徴との関連を検討した。特に,MSI-HとDDR変異は,それぞれ5.7%と13.4%の症例に存在し,DDRがMSI-Hより潜在的応答者の割合が高いことを示唆する。結論:著者らのデータは,DDR変異が癌免疫増強の指標として,ICI治療を受けているCRC患者のバイオマーカーとして機能することを示唆する。中国のCRCコホートにおけるDDR変異の高い発生率は,ICI治療を導く際のパネルベースのDDR評価の将来の有用性を強調する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (3件):
分類
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  消化器の腫よう  ,  分子遺伝学一般 
引用文献 (43件):
  • BrayFFerlayJSoerjomataramISiegelRLTorreLAJemalA. Global cancer statistics 2018: GLOBOCAN estimates of incidence and mortality worldwide for 36 cancers in 185 countries. CA Cancer J Clin (2018) 68(6):394-424. doi: doi: 10.3322/caac.21492
  • WolchokJD. PD-1 blockers. Cell (2015) 162(5):937. doi: doi: 10.1016/j.cell.2015.07.045
  • BrahmerJReckampKLBaasPCrinòLEberhardtWEPoddubskayaE. Nivolumab versus docetaxel in advanced squamous-cell non-small-cell lung cancer. N Engl J Med (2015) 373(2):123-35. doi: doi: 10.1056/NEJMoa1504627
  • ZaretskyJMGarcia-DiazAShinDSEscuin-OrdinasHHugoWHu-LieskovanS. Mutations associated with acquired resistance to PD-1 blockade in melanoma. N Engl J Med (2016) 375(9):819-29. doi: doi: 10.1056/NEJMoa1604958
  • GaoJShiLZZhaoHChenJXiongLHeQ. Loss of IFN-γ pathway genes in tumor cells as a mechanism of resistance to anti-CTLA-4 therapy. Cell (2016) 167(2):397-404. e9. doi: doi: 10.1016/j.cell.2016.08.069
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