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J-GLOBAL ID:202102231034324796   整理番号:21A2237811

ヒト単球由来マクロファージにおけるオレセインと泡沫細胞形成:早期および進行性アテローム性動脈硬化病変に対する潜在的戦略【JST・京大機械翻訳】

Oleacein and Foam Cell Formation in Human Monocyte-Derived Macrophages: A Potential Strategy against Early and Advanced Atherosclerotic Lesions
著者 (6件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 64  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7257A  ISSN: 1424-8247  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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背景:オレセインは,主にOlea europea L.およびLigustrum vulgare L.(Oleaceae)に見られるセコイリドイド群ポリフェノールである。本研究の目的は,泡沫細胞形成の予防におけるオレセインの潜在的役割を調べることであった。材料と方法:オレセインをLigustrum vulgareの葉から分離した。ヒト単球由来マクロファージを顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)で培養した単球から得た。次に,細胞を20Mまたは50Mのオレセインと酸化低密度リポ蛋白質(oxLDL)(50g/mL)でインキュベートした。マクロファージ内の脂質沈着の可視化を油-Red-Oを用いて行った。CD36,Scavenger受容体A1(SRA1)およびレクチン様酸化低密度リポ蛋白質受容体1(LOX-1)の発現を,逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)およびフローサイトメトリーにより測定した。アポトーシスはアネキシンVアッセイを用いてフローサイトメトリーにより測定した。STAT3とアシル補酵素A:コレステロールアシルトランスフェラーゼ1型(ACAT1)レベルをELISAで測定した。P-STAT3,P-JAK1,P-JAK2発現をウェスタンブロット(WB)で測定した。結果:オレセインは,マクロファージの脂質沈着および選択したスカベンジャー受容体の発現を有意に低下させた。CD36とSRA1受容体では,oxLDLと比較して20%以上から75%以上,LOX-1受容体で最低であり,oxLDL刺激マクロファージと比較して,約8%から約25%まで,発現の最大減少が見られた。オレセインは,oxLDL刺激マクロファージの初期アポトーシスを有意に低下させた(2.5倍)。さらに,オレセインはJAK/STAT3経路の蛋白質発現を有意に増加させ,ACAT1レベルに影響しなかった。結論:著者らの研究は,オレセインがヒト単球由来マクロファージにおける泡沫細胞形成を阻害し,早期および進行性アテローム性動脈硬化病変の予防における有用なツールになることを初めて示した。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
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細胞生理一般  ,  循環系の基礎医学  ,  生体防御と免疫系一般 
引用文献 (51件):
  • Bergheanu, S.C.; Bodde, M.C.; Jukema, J.W. Pathophysiology and treatment of atherosclerosis. Current view and future perspective on lipoprotein modification treatment. Neth. Heart. J. 2017, 25, 231-242.
  • de Winther, M.P.; van Dijk, K.W.; Havekes, L.M.; Hofker, M.H. Macrophage scavenger receptor class A: A multifunctional receptor in atherosclerosis. Arterioscler. Thromb. Vasc. Biol. 2000, 20, 290-297.
  • Yu, X.H.; Fu, Y.C.; Zhang, D.W.; Yin, K.; Tang, C.K. Foam cells in atherosclerosis. Clin. Chim. Acta 2013, 424, 245-252.
  • Di Pietro, N.; Formoso, G.; Pandolfi, A. Physiology and pathophysiology of oxLDL uptake by vascular wall cells in atherosclerosis. Vascul. Pharmacol. 2016, 84, 1-7.
  • Czerwińska, M.; Kiss, A.K.; Naruszewicz, M. A comparison of antioxidant activities of oleuropein and its dialdehydic derivative from olive oil, oleacein. Food Chem. 2012, 131, 940-947.
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