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J-GLOBAL ID：202102232244105213   整理番号：21A3131463

消失模型鋳造法におけるアルミニウム合金鋳物の密度に及ぼす湯流れ速度の影響

Effect of Melt Velocity on Density of Aluminum Alloy Castings in Expendable Pattern Casting Process

著者 (1件)： 頃安貞利 (帝京大 理工)
資料名： 鋳造工学  (Journal of Japan Foundry Engineering Society)
巻： 93  号： 11  ページ： 728-734  発行年： 2021年11月25日 
JST資料番号： G0096A  ISSN： 1342-0429  CODEN： CHKOFY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 消失模型鋳造(EPC)法におけるアルミニウム合金鋳物内部の鋳造欠陥を,鋳物の密度を測定して評価した。平板アルミニウム合金鋳物の密度に及ぼす湯流れ速度の影響を実験的に研究した。鋳造品密度は湯流れ速度の増加とともに減少する傾向があった。この結果は,分解した液状樹脂の溶湯への巻き込みが激しくなるためと思われる。押上げ方案の場合,鋳造品密度は減圧の方が無減圧の場合より大きかった。この結果は,被覆表面での被覆層を通した液状樹脂の排出が増加したためと思われる。しかし,鋳込温度が高く,湯流れ速度が速い領域では,鋳造品密度の傾向は,無減圧下のものより低かった。この現象は,溶湯の先走りに起因するようであった。落とし込み方案の場合,鋳造品密度は押上げ方案より高く,減圧の影響は顕著ではなかった。X線計算機トモグラフィー(CT)イメージングによる鋳物の観察結果から,鋳造物の密度低下は残留樹脂欠陥によるボイドに起因すると予測された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *消失模型法 ,  アルミニウム合金 ,  *鋳造方案 ,  *鋳造欠陥 ,  相対密度 ,  鋳型【鋳造】 ,  発泡スチロール ,  流動性 ,  鋳込速度 ,  鋳込温度 ,  鋳込 ,  X線CT ,  減圧
準シソーラス用語： 消失模型鋳造 ,  発泡ポリスチレン ,  湯流れ ,  鋳込法 ,  A319合金

分類 (2件)： 鋳型材料,造型  (WC01020F) ,  鋳造欠陥  (WC01060X)

引用文献 (20件)：

• A. T. Speda: MODERN CASTING (2001) 29
• General Motors Asia Pacific Japan: SOKEIZAI (1994) 5
• S. Koroyasu: J. JFS 81 (2009) 377
• M. R. Barone and D. A. Caulk: Int. J. Heat Mass Transfer (2005) 4132
• J. Zhu, I. Ohnaka, T. Ohmichi, K. Mineshita and Y. Yoshioka: J. JFS 72 (2000) 715

タイトルに関連する用語 (4件)： 消失模型鋳造法 ,  アルミニウム合金鋳物 ,  密度 ,  湯流れ