抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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水冷システムにおける最も広く使われているユニットの一つとして,密閉湿式冷却塔(CWCT)は,2つの典型的な向流構造を持ち,その中で,噴霧水は,それぞれ,頂部から底部まで,そして,湿潤空気および冷却水流は,それぞれ,垂直方向(平行)または水平(交差)で,それぞれ,流した。本研究は,2種類の向流CWCT,すなわち,並列向流CWCT(PCFCWCT)と交差向流CWCT(CCFCWCT)の熱性能の簡便かつ正確に解析するための簡易計算法を提示することを目的とした。2つの特性パラメータを含む簡易冷却能力モデルを開発した。Levenberg-Marquardt法を用いて,実験データの曲線フィッティングによってモデルパラメータを決定した。提案モデルに基づいて,プロセス水の予測した出口温度を,文献に報告されているPCFCWCTとCCFCWCTの測定値と比較した。結果は,予測値が以前の研究における実験データとよく一致することを示した。プロセス水出口温度を予測する最大絶対誤差は,PCFCWCTとCCFCWCTでそれぞれ0.20と0.24°Cであった。これらの結果は,簡易法が向流CWCTの性能予測に対して信頼できることを示した。2つの塔の流れパターンは異なるが,熱性能の変化傾向は,種々の運転条件の下で互いに類似している。入口空気湿球温度,入口冷却水温度,空気流量および冷却水流量は向流CWCTの冷却能力を決定するために重要であるが,冷却塔の有効性は主に空気および冷却水の流量によって決定される。CCFCWCTと比較して,PCFCWCTは大規模冷却水システムにはるかに適用可能であり,配水システムの規模が増加するとき,優位性は増幅される。多重反復計算および広範な実験データなしで,簡易法を,運転における向流CWCTの熱性能を効果的に解析するために用いることができた。それは,全冷却水システムのエネルギー効率を改善するために,向流CWCTの最適化操作に有用である。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】