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J-GLOBAL ID：202102233293011169   整理番号：21A1258422

近赤外光を用いた水蒸気の可視化の研究と課題

著者 (2件)： 角田直人 (首都大学東京 大学院) ,  高木凜太郎 (首都大学東京 大学院)
資料名： 新日本空調技術開発研究所技報  (Shin Nippon Air Technologies Technical Review)
号： 25  ページ： 90-93  発行年： 2020年03月31日 
JST資料番号： L2931A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 空気中の水蒸気の発生,漏れ,流れなどを可視化する技術は,多くの産業分野における空調設計・評価にとって有用となる。しかし,水蒸気の可視化すなわち光学イメージングは感度の点から実用化されておらず,研究報告例も極めて少ない。一方,光デバイスや画像解析技術の進展は目覚ましく,赤外光を用いたガス分析技術の高精度化も進んでいる。本報では,赤外の中でも近赤外の水蒸気の吸収分光特性について解説し,その特性を利用した水蒸気イメージングについて紹介する。近赤外は中赤外に比べ,他のガス成分や熱放射の影響を受けないという利点がある。今回はガスセル内の湿り空気を対象とし,2波長によるシンプルな光学系と画像処理法を用いて,設定湿度ごとの吸光度画像を取得した。湿度と吸光度の関係について考察し,精度向上と応用に向けた課題と展望について述べる。(著者抄録)

シソーラス用語： *水蒸気 ,  *可視化 ,  技術 ,  空調システム ,  *近赤外線 ,  画像分析 ,  吸光度 ,  湿度 ,  空気 ,  *画像処理
準シソーラス用語： イメージング ,  可視化技術 ,  画像解析 ,  近赤外光

分類 (2件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I) ,  空気調和一般  (PC01000C)

引用文献 (13件)：

• Wiederhold, Water Vapor Measurement, CRC Press (1997).
• Kermarrec et al., ‘The detrimental effect of moisture in SiGe epitaxy,' Solid State Technology 45 (2002) p. 55+.
• Burrows et al., ‘Ultra barrier flexible substrates for flat panel displays,' Displays 22 (2001) pp. 65-69.
• Kiese et al., ‘Time-dependent water vapor permeation through multilayer barrier films: Empirical versus theoretical results,' Thin Solid Films 672 (2019) pp. 199-205.
• Alwis et al., ‘Optical fibre-based sensor technology for humidity and moisture measurement: Review of recent progress,' Measurement 46 (2013) pp. 4052-4074.

タイトルに関連する用語 (4件)： 近赤外光 ,  水蒸気 ,  可視化 ,  研究