抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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目的:血清脂質、CA153レベルと乳癌の発生及び患者の臨床病理特徴との関係を検討する。方法:2017年1月から2018年5月まで南京大学医学院付属鼓楼病院で確定診断し治療を受けた198例の乳癌患者を症例群とし、同期に1:1年齢でマッチした198例の健康女性を対照群とした。5mlの空腹時静脈血を採取し,すべての対象者の血中脂質レベルおよび乳癌患者のCA153レベルを測定した。両群の血中脂質レベルの差異を比較し、ロジスティック回帰モデルを用い、乳癌発生の危険因子を分析した。165例の新補助化学療法を受けなかった乳癌患者に対して、独立サンプルt検定を用いて、異なる病理特徴患者の血中脂質及びCA153レベルを比較し、Pearson相関分析を用いて、血中脂質などの変数とCA153との相関性を計算した。結果;症例群と対照群のトリグリセリド(TG)レベルは,それぞれ(1.22±0.73)mmol/Lと(1.06±0.52)mmol/Lであり,有意差があった(t=2.559,P=0.011)。総コレステロール(TC)レベルは,それぞれ(4.47±0.86)mmol/Lと(4.99±0.80)mmol/Lであり,有意差があった(t=-6.228,P<0.001)。高密度リポ蛋白質コレステロール(HDL-C)レベルは,それぞれ(1.32±0.34)mmol/Lと(1.53±0.38)mmol/Lであり,有意差があった(t=-5.913,P<0.001)。より高いTCとHDL-C水は,平均乳癌発生の独立保護因子であった(OR=0.350,P<0.001;OR=0.531,P=0.013)。リンパ節陽性と陰性患者のTCレベルは,それぞれ(4.36±0.73)mmol/Lと(4.67±0.83)mmol/Lであり,有意差があった(t=-2.518,P=0.013)。低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)レベルは,それぞれ(2.53±0.58)mmol/Lと(2.77±0.70)mmol/Lであり,有意差があった(t=-2.312,P=0.022)。臨床病期分類はI期患者とII、III期患者のTCレベルがそれぞれ(4.90±0.89)mmol/Lと(4.46±0.76)mmol/Lであり、統計学的有意差があった(t=2.855、P=0.005)。LDL-Cレベルは,それぞれ(2.95±0.71)mmol/Lと(2.60±0.63)mmol/Lであり,有意差があった(t=2.705,P=0.008)。3陰性乳癌患者のCA153レベル[(14.94±7.45)U/ml]は,非トリプルネガティブ乳癌患者[(11.96±5.96)U/ml]より有意に高かった(t=2.359,P=0.020)。CA153レベルはTGレベルと正の相関があった(r=0.167,P=0.032)。結論:血中脂質異常は乳癌リスク増加と関係があり、異なるリンパ節状態及び腫瘍病期分類の患者の血中脂質レベルも異なり、CA153レベルはTGレベルと正の相関がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】
