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J-GLOBAL ID：202102235700680690   整理番号：21A0469503

オープンイノベーションによる2つのジレンマと1つのトラップ

Two dilemmas and one trap with open innovation

著者 (1件)： Wada Takeaki (Faculty of Commerce, Fukuoka University)
資料名： Annals of Business Administrative Science (Web)  (Annals of Business Administrative Science (Web))
巻： 19  号： 6  ページ： 253-261(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0460A  ISSN： 1347-4456  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 閉じたイノベーション(CI)において,各企業は自身でR&Dを行う;しかし,これに反して,オープンイノベーション(OI)では,企業は,必要な場合または他の企業に自身の所有技術を使用させる場合,外部情報源からの知識を使用する。Chesbough(2003)はOIの有効性を指摘した。OIは,(1)ライバル企業も同じ外部情報源からの知識を得ることができる場合には,企業が競争優位を得ることができないアウトソーシングジレンマ,(2)統合業者のジレンマ,それは同じ製品を生産・販売する組立業者に企業が部品を販売するときに生じ,手ごわいライバルになる,(3)モジュラ性トラップ,それによって,急進的な製品イノベーションのために全製品構造を再設計する必要があるときに,オープンモジュールアーキテクチャとOIを選択した企業は,知識が企業間で広がっているために応じることができない。これらのジレンマまたはトラップが存在するとき,OIは必ずしも最も効率的な選択ではない。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *技術革新 ,  *経営政策 ,  研究開発 ,  情報源 ,  知識 ,  有効性 ,  優越 ,  アウトソーシング ,  性質 ,  再設計 ,  *葛藤
準シソーラス用語： R&D ,  イノベーション ,  *オープンイノベーション ,  *ジレンマ ,  モジュラ性 ,  競争優位

著者キーワード (4件)： オープンイノベーション ,  アウトソーシングのジレンマ ,  インテグレータのジレンマ ,  モジュール性トラップ

分類 (2件)： 研究開発  (KA01040J) ,  マーケティング  (KA06020W)

引用文献 (15件)：

• Barney, J. B. (1997). Gaining and sustaining competitive advantage. Reading, MA: Addison-Wesley.
• Chesbrough, H. (2003). Open innovation: The new imperative for creating and profiting from technology. Boston, MA: Harvard Business School Press.
• Gawer, A., & Cusumano, M. A. (2002). <i>Platform leadership: How Intel, Microsoft, and Cisco drive industry innovation</i>. Boston, MA: Harvard Business School Press.
• Kokuryou, J. (1995). Opun nettowaku keiei: Kigyou senryaku no shin chouryuu [Open network management: New trend of corporate strategy]. Tokyo, Japan: Nihonkeizaishimbunsya (in Japanese).
• Kokuryou, J. (1999). Opun akitekucya senryaku: Nettowaku jidai no kyoudou moderu [Open architecture strategy: Collaboration model for network era]. Tokyo, Japan: Diamondsya (in Japanese).

タイトルに関連する用語 (3件)： オープンイノベーション ,  ジレンマ ,  トラップ