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J-GLOBAL ID：202102236245849736   整理番号：21A0085839

発酵食品から分離した乳酸菌の多成分バクテリオシン生産機構の解明

著者 (1件)： 松崎弘美 (熊本県大 環境共生)
資料名： 東洋水産財団奨励研究報告書
巻： 2019  ページ： 172-179  発行年： 2020年12月01日 
JST資料番号： F2161A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・熊本県球磨地方の伝統的発酵食品である,味噌漬け豆腐から分離した乳酸菌が生産する多成分バクテリオシンの精製,構造解析,遺伝子クローニングおよび機能未知の遺伝子の機能解明。
・Lactobacillus plantarum PUK6株を0.5%炭酸カルシウム含有培地で30°C9時間の培養により,plantaricin NC8,AおよびEFの3種類のバクテリオシンを生産。
・3種類のバクテリオシン構造遺伝子を含む生合成関連遺伝子群の全塩基配列20kbを決定し,この配列の中に抗菌活性を持たない,新たな2種類のバクテリオシン様遺伝子を発見。
・味噌漬け豆腐に限らず,醸造,発酵食品製造時の雑菌汚染を防ぐ抗菌性スターターとして,PUK6株を活用することを期待。

シソーラス用語： *発酵食品 ,  伝統食品 ,  乳酸菌 ,  *Lactobacillus plantarum ,  豆腐 ,  *バクテリオシン ,  構造解析 ,  遺伝子クローニング ,  *構造遺伝子 ,  ヌクレオチド配列 ,  ペプチド ,  炭酸カルシウム ,  細菌検査 ,  培養 ,  熊本県
準シソーラス用語： 塩基配列 ,  抗菌性ペプチド ,  細菌培養 ,  伝統的食品 ,  *味噌漬け豆腐

分類 (2件)： 発酵食品一般  (FK04010W) ,  微生物代謝産物の生産  (FK03020A)

引用文献 (9件)：

• 食品工業編集部.基礎からわかる保存料・日持向上剤 現場で使える食品添加物.光琳.2013
• 河端俊治,春田三佐夫.食品微生物制御技術の進歩.中央法規出版.1998
• 日本乳酸菌学会編.乳酸菌とビフィズス菌のサイエンス.京都大学学術出版会.2010
• 加藤丈雄.乳酸菌の生産するバクテリオシンと食品への利用.食品工業.1992;42:33-42
• Remiger A, Ehrmann MA, Vogel, RF. Identification of bacteriocin-encoding genes in lactobacilli by polymerase chain reaction (PCR). Sys. Appl. Microbiol. 1996; 19: 28-34

タイトルに関連する用語 (3件)： 発酵食品 ,  乳酸菌 ,  バクテリオシン