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J-GLOBAL ID：202102236410098109   整理番号：21A0656385

公表調査データの統計解析による市街地ノンポイント汚濁負荷流出量の予測とその信頼性評価 -負荷量の統計的推定および新規入手データを用いたモデルの検証と改良-

Prediction of Urban Non-point Pollution Load by Statistical Analysis of Data of Published Research and Its Reliability Evaluation -Statistical Analysis of Mean Load and Verification and Modification of Previously Proposed Model Using Newly Obtained Data-

著者 (5件)： 尾崎則篤 (広島大学大学院先進理工系科学研究科) ,  和田桂子 (公益財団法人琵琶湖・淀川水質保全機構琵琶湖・淀川水質浄化研究所) ,  村上道夫 (福島県立医科大学医学部) ,  中島典之 (東京大学環境安全研究センター) ,  古米弘明 (東京大学大学院工学系研究科)
資料名： 水環境学会誌(Web)  (Journal of the Japan Society on Water Environment (Web))
巻： 44  号： 1  ページ： 1-8(J-STAGE)  発行年： 2021年 
JST資料番号： U0148A  ISSN： 1881-3690  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 市街地流出に関する先行研究モデルの検証と改良を目的に, 新たに入手した雨天時流出データを適用し実測値と比較した。モデルは地点, 降雨, 水文特性を表すパラメータによりCOD, SS, TN, TPの各降雨イベントの流量加重平均濃度 (EMC) を予測する回帰モデルであり, 適用の結果, 数倍の範囲で実測値を予測していることを示した。一方EMCの予測を, モデルを用いず既往の各降雨イベントのEMCの平均値と分散から行った場合, 50の降雨イベントの平均値であれば誤差率5割程度で推定可能だった。また, 3箇所の地点データを用いた地点による違いの検討では, 1箇所で先行研究平均との違いが見出された。そこで地点によるEMCの違いを知るために必要な降雨イベント回数を解析し, 2倍の違いであれば, 多くとも10回の測定で検出可能と考えられた。最後に, 線形混合モデルを用いた地点ごとの違いを含む修正モデルを提案した。(著者抄録)

シソーラス用語： *環境容量 ,  環境汚染 ,  *環境 ,  降雨 ,  *市街地 ,  流出 ,  雨水 ,  *流出モデル ,  水文学 ,  統計的線形モデル ,  *汚濁負荷量 ,  *水環境 ,  *非特定汚染源 ,  都市雨水流出 ,  一般化線形混合モデル
準シソーラス用語： *面汚染源 ,  雨水流出 ,  都市流出 ,  線形混合モデル

著者キーワード (10件)： EMC ,  ノンポイントソース ,  市街地 ,  汚濁負荷原単位 ,  一般線形混合モデル ,  EMC ,  Non-point source ,  Urban area ,  Specific load of pollutant ,  Generalized linear mixed model

分類 (2件)： 流出解析  (DC07030N) ,  水質汚濁一般  (SB02010U)

引用文献 (8件)：

• 1) 国土交通省水管理・国土保全局下水道部, 2018. 下水道整備の推進. URL. http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/crd_sewerage_tk_000134.html (2020年11月時点) .
• 2) 兵庫県, 2019. 播磨灘流域別下水道整備総合計画. URL. https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks21/harimanadahenkou.html (2020年11月時点) .
• 3) 豊かな海“三河湾”環境再生推進協議会, 2019. 赤潮の発生状況. URL. http://www.mikawa-wan.jp/akashio.html (2020年11月時点) .
• 4) 東京湾再生推進会議, 2017. 東京湾再生のための行動計画 (第一期) 期末評価報告書. URL. https://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/TB_Renaissance/AP_evaluation.pdf (2020年11月時点) .
• 5) 日本水環境学会ノンポイント汚染研究委員会, 2016. 非特定汚染源からの流出負荷量の推計手法に関する研究. URL. http://jswe-nonpoint.com/h23suishin/index.html (2020年11月時点) .

タイトルに関連する用語 (12件)： 調査 ,  統計解析 ,  市街地 ,  ノンポイント汚濁 ,  流出量 ,  予測 ,  信頼性評価 ,  負荷量 ,  統計的推定 ,  入手 ,  モデル ,  検証