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J-GLOBAL ID:202102237052166481   整理番号:21A3168855

アルピノン:タイセイヨウサケ腎臓細胞における免疫抗ウイルス応答の正の調節分子【JST・京大機械翻訳】

Alpinone: A positive regulator molecule of immune antiviral response in Atlantic salmon kidney cells
著者 (6件):
資料名:
巻: 126  ページ: Null  発行年: 2022年 
JST資料番号: T0151A  ISSN: 0145-305X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アルピノンはHeliotropium huascoenseの樹脂滲出液から得られたフラボノイドである。このフラボノイドは感染性サケ貧血ウイルス(ISAV)に対して抗ウイルス活性を示し,養殖大西洋サケにおいて重篤な疾患を引き起こす。ここでは,フラボノイドの抗ウイルス効果の根底にある機構を解明することを目的とした。この点に関して,アルピノンがパターン認識受容体遺伝子,すなわちRIG-I様,TLR3およびTLR9遺伝子,および下流シグナル伝達経路の遺伝子を制御することができるかどうかを評価した。15μg/mLのアルピノンによるサケ腎臓接着細胞の8,24および48時間処理後のリアルタイムPCRを用いて,遺伝子の転写発現を分析した。最初に,アルピノンが腎臓接着細胞でIFNa発現を誘導し,この型のサケ細胞が以前にin vivoで報告されている効果に関与することを示した。IFN誘導粘液ウイルス耐性(Mx)遺伝子のアップレギュレーションも,治療に反応して頭腎細胞で観察された。過剰発現は処理後24時間で最大レベルに達した。興味深いことに,アルピノンは,レチノイン酸誘導遺伝子I(RIG-I)と黒色腫分化関連蛋白質5(MDA5)と命名されたssRNAのサイトゾル受容体のアップレギュレーションを誘導したが,TLR3とTLR9エンドソーム受容体の転写発現には影響がなかった。さらに,アルピノンはミトコンドリア抗ウイルスシグナル伝達蛋白質(MAVS),TNF受容体会合因子3(TRAF3),TANK結合キナーゼ1(TBK1),I-κBキナーゼε(IKKε),転写因子IRF-3,IRF7などのRIG-I/MDA5シグナル伝達経路の主成分をコードする遺伝子の発現をアップレギュレートした。これら全ての遺伝子の発現増加はIFNaとMx mRNAのアップレギュレーションと一致した。BX795はIFNa及びIRF3のアルピノン依存性アップレギュレーションを完全に防止するので,フラボノイド標的はキナーゼTBK1及びIKKεの上流であるように見えた。まとめると,本研究は魚類におけるアルピノン抗ウイルス活性に関与する機構の解明に寄与する。アルピノンは,インターフェロン仲介応答の開始が防止または遅延する回避のウイルス機構に対抗するために使用できる。Copyright 2021 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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遺伝子発現 
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