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J-GLOBAL ID：202102237521437540   整理番号：21A0246370

沖縄県北谷町伊礼原E遺跡出土の赤色顔料付着土器とガラス質安山岩製石鏃

A material report on the red ocher attached to Sobata type potsherd and the glassy andsite arrowhead.

著者 (2件)： 山城安生 (北谷町教育委) ,  山崎真治 (沖縄県博物館・美術館)
資料名： 沖縄県立博物館・美術館 博物館紀要  (Bulletin of the Museum. Okinawa Prefectural Museum and Art Museum)
号： 13  ページ： 27-36  発行年： 2020年03月01日 
JST資料番号： L0392B  ISSN： 1883-1591  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・沖縄県北谷町伊礼原E遺跡は貝塚時代の遺跡で,既に発掘調査が実施されたが,報告書に言及されていなかった赤色顔料付着土器および輝緑岩製とされた大型石鏃について,詳しい観察と分析を実施。
・VIII層から出土した曽畑式土器の外面沈線の溝内を中心にわずかにある赤色物の付着物をサンプリングし理化学試験を実施したところ,鉄を検出し,付着物を赤色顔料(ベンガラ)由来と考察。
・V層で一括出土した船元式土器(縄文施文土器の分布の南限)に伴って出土した打製石鏃を,肉眼観察と蛍光X線分析からガラス質安山岩と考え,これは伊礼原・平安山原地域における本土との交流を示す新知見。

シソーラス用語： 沖縄県 ,  物 ,  遺跡 ,  *土器 ,  顔料 ,  安山岩 ,  肉眼検査 ,  無機顔料 ,  酸化鉄
準シソーラス用語： 出土品 ,  弁柄

分類 (2件)： 都市計画の調査分析,分析手法  (RD01020D) ,  第四紀  (DE02070C)

引用文献 (9件)：

• 上峯篤史 2018『縄文石器-その視覚と方法』京都大学学術出版会
• 大久保浩二 1996「一湊松山遺跡出土の赤色顔料について」『一湊松山遺跡』鹿児島県立埋蔵文化財センター
• 大城逸朗・島袋春美 2010「キャンプ桑江北側遺跡群における古汀線を指示するビーチロックと甌穴」『伊礼原E遺跡』-桑江伊平土地区画整理事業に係る埋蔵文化財発掘調査(平成16・17年度) -(第1分冊)北谷町文化財調査報告書第31集
• 北谷町教育委員会 2010『伊礼原E遺跡』-桑江伊平土地区画整理事業に係る埋蔵文化財発掘調査 (平成16・17年度)-(第1分冊) 北谷町文化財調査報告書第31集
• 北谷町教育委員会 2010『伊礼原E遺跡』-桑江伊平土地区画整理事業に係る埋蔵文化財発掘調査 (平成16・17年度)-(第2分冊) 北谷町文化財調査報告書第31集

タイトルに関連する用語 (7件)： 沖縄 ,  遺跡 ,  赤色 ,  顔料 ,  土器 ,  ガラス質 ,  安山岩