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J-GLOBAL ID:202102237968230990   整理番号:21A3378368

援助国に対する農業開発の経済的効果-日本のJIRCASによるブラジルのセラード農業開発プロジェクトに関する事例研究-

Economic Impacts of Agricultural Development on the Donors-A Case Study on the Cerrado Agricultural Development Project in Brazil with JIRCAS, Japan-
著者 (3件):
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巻: 64  号:ページ: 367-378 (WEB ONLY)  発行年: 2019年09月02日 
JST資料番号: U2607A  ISSN: 2433-488X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本研究は,農業開発への援助投資の見返り利益について,被援助国として分析した。ブラジルのセラード農業開発の事例は,2001年に成功裏に終了しており,1979~2001年の間に,日本は60億円を投資し,その地域での生産が成長している。本研究では,セラード農業開発がなく,世界の食品市場価格が非常に高いと仮定することにより,援助投資に対する収益の評価額を推定した。その結果,日本がダイズ,大豆粉,及び大豆油の輸入を通して12.4億円の利益を得たことが示された。日本には,セラード地域で大量に生産されているトウモロコシ,家畜製品,コーヒーなど,輸入している多くの製品があり,日本が世界最大の食品ネット輸入者であることを考えると,日本への総メリットは莫大なものであると考えられる。従って,援助国としての日本による全投資は,二十年間の毎年の全投資額よりも多くの価値で返される可能性がある。これは,開発プロジェクトが経済的に成功し,その利益が,被援助国,援助国,あるいはそれ以外の国の消費者に行くことを示している。さらに,地球規模の食料安全保障の観点から,セラード農業開発のような事例での投資が重要であると言うことができる。JIRCASは,セラード農業開発,特に,新しく育成されたダイズ適品種の,セラードでの利用に貢献した。JIRCASの貢献による日本への見返り収益は大きいと考察された。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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利益管理  ,  農林水産一般 

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