抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,製造現場において生産性を高めるため,各種センサや製造状況のモニタリングなど,様々なオペレーションが自動化されている.これらの機器・装置は再配線コストなどの理由から無線ネットワークにより接続される需要が高まっているが,工場のような環境では伝搬環境の変化や複数の無線システムの干渉によって無線通信の通信品質(QoS:Quality of Service)で異常が発生すると考えられる.製造現場における無線アプリケーションの異常は生産性の低下と経済的損失に直結する.そのため,無線通信の異常が発生した際に,異常を引き起こした原因の種別と位置を推定し,より早く復旧に向けて対策することが必要となる.本稿では,観測したQoSやチャネル状況情報の入力系列パターンの変動から無線通信の異常発生を検知し,異常が発生したQoSや無線リンクなどの情報を用いて異常発生原因の種別と位置を推定する方式を提案する.また,車体検査工場を想定した計算機シミュレーションによって提案方式の有効性を示す.(著者抄録)