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J-GLOBAL ID:202102238703405550   整理番号:21A2238181

アジュバント抗腫瘍免疫はC26担癌免疫担当マウスにおけるペグ化リポソームドキソルビシン(ドキシル)の全体的抗腫瘍効果に寄与する【JST・京大機械翻訳】

Adjuvant Antitumor Immunity Contributes to the Overall Antitumor Effect of Pegylated Liposomal Doxorubicin (Doxil) in C26 Tumor-Bearing Immunocompetent Mice
著者 (8件):
資料名:
巻: 12  号: 10  ページ: 990  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7258A  ISSN: 1999-4923  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ドキソルビシン(DXR)は,宿主抗腫瘍免疫の調節により癌細胞および間接免疫毒性に対する直接細胞毒性を有することが報告されている。したがって,それは二重機構によって癌の進行を防ぐ可能性がある。ポリエチレングリコール修飾(PEG化)リポソームにカプセル化されたDXRの製剤であるDoxは,臨床的に承認されたリポソーム抗癌剤で最も広く使用されている。しかし,宿主抗腫瘍免疫に対するDoxの効果はよく理解されていない。この研究では,DoxilはC26マウス結腸直腸癌を有する免疫能マウスにおける腫瘍増殖を効果的に抑制したが,T細胞欠損ヌードマウスではせず,Doxilの全体的抗腫瘍効果に対するT細胞の寄与を示した。免疫能マウスにおいて,DoxilはC26腫瘍における主要組織適合性複合体(MHC-1)レベルを増加させ,これは腫瘍細胞の免疫原性増加のインジケーターであり,T細胞仲介抗腫瘍応答を完全に抑制する調節性T細胞,腫瘍関連マイクロファージおよび骨髄由来サプレッサー細胞のような免疫抑制細胞の減少により腫瘍免疫原性を潜在的に増幅した。これは,PEG化リポソームへのDXRのカプセル化が,腫瘍細胞に対する直接細胞毒性効果に加えて,宿主抗腫瘍免疫原性に対する効果にもかかわらず,DXRの治療効果を増加させることを示唆する。本報告では,Doxilの全体的治療効果における宿主抗腫瘍免疫の役割について述べた。免疫調節特性を有する化学療法剤の薬物動態と生体内分布の調節は,腫瘍細胞に対する直接的な細胞毒性効果に加えて,宿主抗腫瘍免疫を増幅することにより,それらの治療効果を増加させる可能性がある。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
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生物薬剤学(基礎)  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
引用文献 (51件):
  • Wehner, R.; Bitterlich, A.; Meyer, N.; Kloss, A.; Schakel, K.; Bachmann, M.; Schmitz, M. Impact of chemotherapeutic agents on the immunostimulatory properties of human 6-sulfo LacNAc+ (slan) dendritic cells. Int. J. Cancer 2013, 132, 1351-1359.
  • Bracci, L.; Schiavoni, G.; Sistigu, A.; Belardelli, F. Immune-based mechanisms of cytotoxic chemotherapy: Implications for the design of novel and rationale-based combined treatments against cancer. Cell Death Differ. 2014, 21, 15-25.
  • Tsuchikawa, T.; Miyamoto, M.; Yamamura, Y.; Shichinohe, T.; Hirano, S.; Kondo, S. The immunological impact of neoadjuvant chemotherapy on the tumor microenvironment of esophageal squamous cell carcinoma. Ann. Surg. Oncol. 2012, 19, 1713-1719.
  • Emens, L.A. Chemoimmunotherapy. Cancer J. 2010, 16, 295-303.
  • Gabrilovich, D.I. Combination of chemotherapy and immunotherapy for cancer: A paradigm revisited. Lancet Oncol. 2007, 8, 2-3.
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