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J-GLOBAL ID：202102239664789167   整理番号：21A0295494

リベルドエピゲノム:癌生物学および治療におけるヒストンH3S10リン酸化およびH3S10キナーゼ【JST・京大機械翻訳】

Rebelled epigenome: histone H3S10 phosphorylation and H3S10 kinases in cancer biology and therapy

著者 (2件)： Komar Dorota (Department of Experimental Hematology, Institute of Hematology and Transfusion Medicine, Warsaw, Poland) ,  Juszczynski Przemyslaw (Department of Experimental Hematology, Institute of Hematology and Transfusion Medicine, Warsaw, Poland)
資料名： Clinical Epigenetics (Web)  (Clinical Epigenetics (Web))
巻： 12  号： 1  ページ： 1-14  発行年： 2020年 
JST資料番号： U7316A  ISSN： 1868-7083  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒト癌の半分以上がクロマチン蛋白質の変異を保有しているという発見により,エピジェネティックメカニズムの脱調節が悪性形質転換の特徴を認識してきた。後成的調節機構の主成分としてのヒストン蛋白質の翻訳後修飾(PTM)も治療標的として広く受け入れられている。現在の「エピジェネティクス」治療は,ヒストンアセチル化および(より少ない程度)メチル化の主に書き込み者,消去者および読者を標的とし,他の型のPTMを主に探索した。それらの1つはヒストンH3(H3S10ph)上のセリン10のリン酸化である。H3S10phは,細胞悪性形質転換を促進し,基本的な細胞機能に関与するので,癌の開始と伝播における重要なプレーヤーとして出現している。正常細胞において,このヒストンマークは,蛋白質結合足場の形成に関与する付加的ヒストン修飾の階層構造,転写調節,抑制性エピジェネティック情報およびヘテロクロマチン伸展からの遮蔽遺伝子領域を指示する。細胞分裂の間,このマークは染色体凝縮と分離に必須である。転写を調節し,染色体不安定性を促進するRループと呼ばれる特異的DNA-RNAハイブリッドの機能にも関与する。H3S10phの増加は多数の癌タイプで観察され,その豊度は予後不良と関連する。MSK1/2,PIM1,CDK8およびAURORAキナーゼを含む多くのH3S10キナーゼは,癌治療における標的と考えられてきた。しかし,これらの蛋白質はシグナル伝達,アポトーシスシグナル伝達,代謝適応及び転写を含む他の重要な過程にも関与するので,クロマチン機能はしばしば無視される。このヒストン修飾の沈着に関与するH3S10phと酵素はクロマチン活性と腫瘍形成に重要である。修飾のこの軸を標的化するエピジェネティクス薬は,通常または標的療法との組み合わせで,腫瘍学における知識駆動治療戦略の探索において有望な角度を提供する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： メチル化 ,  DNA【核酸】 ,  RNA【核酸】 ,  遺伝子 ,  クロマチン ,  細胞分裂 ,  *ヒストン ,  ヒト ,  *リン酸化 ,  ターゲティング ,  アポトーシス ,  翻訳後修飾 ,  エピジェネティクス
準シソーラス用語： ヒストン修飾 ,  *キナーゼ , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (8件)： ヒストン修飾 ,  キナーゼ ,  H_3 ,  H_3S_10ph ,  リン酸化 ,  クロマチン修飾 ,  癌 ,  癌治療

分類 (1件)： 遺伝子発現  (EC02040Q)

引用文献 (154件)：

• Flavahan WA, Gaskell E, Bernstein BE. Epigenetic plasticity and the hallmarks of cancer. Science. 2017;357(6348).https://science.sciencemag.org/content/357/6348/eaal2380. Cited 2020 Jan 7.
• Clin Epigenet; The timeline of epigenetic drug discovery: from reality to dreams; A Ganesan, PB Arimondo, MG Rots, C Jeronimo, M Berdasco; 11; 1; 2019; 1-17; 10.1186/s13148-019-0776-0; citation_id=CR2
• Epigenetics; Epidrugs: targeting epigenetic marks in cancer treatment; CL Miranda Furtado, MC Santos Luciano, RD Silva Santos, GP Furtado, MO Moraes, C Pessoa; 14; 12; 2019; 1164-1176; 10.1080/15592294.2019.1640546; citation_id=CR3
• Cell Mol Life Sci; MYST-family histone acetyltransferases: beyond chromatin; V Sapountzi, J Côté; 68; 7; 2011; 1147-1156; 10.1007/s00018-010-0599-9; citation_id=CR4
• Curr Opin Cell Biol; HATs on and beyond chromatin; H Chen, M Tini, RM Evans; 13; 2; 2001; 218-224; 10.1016/S0955-0674(00)00200-3; citation_id=CR5

タイトルに関連する用語 (4件)： 癌生物学 ,  治療 ,  リン酸化 ,  キナーゼ