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J-GLOBAL ID：202102241233419252   整理番号：21A0332214

需給調整力の広域取引市場が導入された多地域系統における経済性評価

Evaluation of Economic Efficiency in Multi-Area Power System with Wide Area Trading Market of Regulating Capacity

著者 (5件)： 山下隼矢 (東大 大学院工学系研究科) ,  横山明彦 (東大 大学院工学系研究科) ,  石川幸一郎 (東京ガス) ,  八木貴大 (東京ガス) ,  佐藤祐也 (東京ガス)
資料名： 電気学会電力・エネルギー部門大会論文集(Web)  (電気学会電力・エネルギー部門大会(Web))
巻： 2020  ページ： ROMBUNNO.20 (WEB ONLY)  発行年： 2020年08月28日 
JST資料番号： U2192A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電力系統改革の1つとして,日本において需給調整市場の開設が行われている。調整力の広域取引のため,地域間連系線にマージンがあり,マージンは地域間連系線の空容量に影響を及ぼす。マージンが大きいとき,経済効率は広域エネルギー取引の制限により減少する可能性がある。従って,どの程度のマージンを確保すべきかを議論することが重要である。本論文では,需給調整力の広域取引を3段階ユニットコミットメント(UC)によってシミュレートした。結果を用いて,全地域に対する経済効果を評価した。さらに,地域間連系線のマージン設定を3ケースについて研究し,経済効率に対する影響を評価した。その結果,調整力の広域取引が全地域の経済効率を改善することを示した。また,地域間連系線のマージンに関して,電力取引ンに従って,すべての時間で固定マージンを設定するよりも,時間的に異なるマージンを設定することが経済的に良好であることを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 取引 ,  *電力市場 ,  電力制御 ,  電力供給 ,  電力需要 ,  *系統運用 ,  *連系系統 ,  地域差 ,  価格 ,  *価格決定 ,  評価 ,  経済性 ,  最適化問題 ,  *経済効果 ,  時間依存性 ,  地域経済 ,  地域 ,  利益
準シソーラス用語： ユニットコミットメント ,  経済性評価 ,  需給制御 ,  電力取引

分類 (2件)： 電力工学・電力事業一般  (NB01000X) ,  原価管理一般  (KA05010E)

引用文献 (6件)：

• 電力広域的運営推進機関:「一次調整力および二次調整力1の調達スケジュールおよび一次調整力の広域調達開始時期に係る検討の進め方」,第7回需給調整市場検討小委員会,資料 2,p.34 (2018)
• 電力系統標準モデルの普及・拡充調査専門委員会 : 「拡充系統モデル報告書」, 電気学会, p.2 (2001)
• 電力・ガス取引等監視委員会 : 「需給調整市場の監視及び価格規律のあり方について」,第44回制度設計専門会合,資料 5,p.18 (2019)
• Reliability Test System Task Force of the Application of Probability Methods subcommittee : “ IEEE RELIABILITY TEST SYSTEM”, in IEEE Transactions on Power Apparatus and Systems, Vol. PAS-98, No. 6 (1979)
• 山下隼矢・横山明彦:「需給調整市場による地域間調整力取引がエネルギー取引に与える影響評価」,電力技術/電力系統技術合同研究会, PE-19-135 (2019)

タイトルに関連する用語 (7件)： 需給 ,  広域 ,  取引 ,  市場 ,  地域 ,  系統 ,  経済性評価