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J-GLOBAL ID:202102242132157314   整理番号:21A1357701

ニワトリ(Gallus gallus)の肝臓のFABP遺伝子ファミリーの全ゲノム解析:同定,動的発現プロファイルおよび調節機構【JST・京大機械翻訳】

Genome-Wide Analysis of the FABP Gene Family in Liver of Chicken (Gallus gallus): Identification, Dynamic Expression Profile, and Regulatory Mechanism
著者 (25件):
資料名:
巻: 20  号: 23  ページ: 5948  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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脂肪酸結合蛋白質(FABP)遺伝子ファミリーは,細胞機能に影響する脂肪酸輸送分子群をコードし,哺乳類で広く研究されている。しかし,ニワトリにおける遺伝子ファミリーの遺伝子構造,発現プロファイルおよび調節機構についてはほとんど知られていない。本研究では,バイオインフォマティクスに基づく方法を用いて,ファミリーメンバーを同定し,それらの進化の歴史と遺伝子構造の特徴を調べた。in vivoおよびin vitro実験と組み合わせたリアルタイムPCRを用いて,時空間発現パターンを調べ,FABP遺伝子の調節機構を調べた。結果は,2つのクラスタに分岐し,保存されたFATTYACIDBPドメインを共有するFABP遺伝子ファミリーの9つのメンバーがニワトリのゲノムに存在することを示した。これらのうち,FABP1,FABP3-7,FABP10を含む7つのFABP遺伝子は,ニワトリの肝臓で豊富に発現した。FABP1,FABP3,FABP10の発現レベルは有意に増加し,FABP5とFABP7は有意に減少し,FABP4とFABP6は産卵期後期の産卵期での雌鶏で変化しなかった。FABP1とFABP3の転写はエストロゲン受容体(ER)を介してエストロゲンによって活性化されたが,FABP10はERを介してエストロゲンによって活性化された。一方,FABP1の発現はペルオキシソーム増殖剤活性化受容体(PPAR)アイソフォームにより調節され,PPARとPPARアゴニストはFABP1の発現を有意に阻害し,一方PPARアゴニストはFABP1の発現を著しく増加させたが,PPARアゴニストの濃度が100nMに達するとダウンレギュレートした。FABP3の発現は試験したPPARとPPARアゴニストを介してアップレギュレートされ,FABP7の発現はPPARを介して選択的に促進された。FABP10の発現は3つの試験したPPARアゴニストの全てで活性化されたが,FABP4-6の発現はPPARアゴニストの影響を受けなかった。結論として,ニワトリのFABP遺伝子ファミリーのメンバーは,哺乳類種と類似の機能的ドメイン,遺伝子構造,および進化史を共有したが,発現プロフィールと調節機構は異なっていた。結果は,ニワトリにおける個々のFABP遺伝子の生物学的機能をより良く理解するための貴重な資源を提供する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
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抗腫よう薬の基礎研究  ,  食用油脂,マーガリン  ,  代謝異常・栄養性疾患一般  ,  遺伝子発現 
引用文献 (84件):
  • Donnelly, K.L.; Smith, C.I.; Schwarzenberg, S.J.; Jose, J.; Boldt, M.D.; Parks, E.J. Sources of fatty acids stored in liver and secreted via lipoproteins in patients with nonalcoholic fatty liver disease. J. Clin. Investig. 2005, 115, 1343-1351.
  • Mcarthur, M.J.; Atshaves, B.P.; Frolov, A.; Foxworth, W.D.; Kier, A.B.; Schroeder, F. Cellular uptake and intracellular trafficking of long chain fatty acids. J. Lipid Res. 1999, 40, 1371-1383.
  • Glatz, J.F.C.; Vusse, G.J.V.D. Cellular fatty acid-binding proteins: Their function and physiological significance. Prog. Lipid Res. 1996, 35, 243-282.
  • Lücke, C.; Gutiérrez-González, L.H.; Hamilton, J.A. Intracellular lipid binding proteins: Evolution, structure, and ligand binding. In Cellular Proteins and their Fatty Acids in Health and Disease; Asim, K.D., Friedrich, S., Eds.; Wiley: Hoboken, NJ, USA, 2003; pp. 95-118. ISBN 978-3-527-60528-6.
  • Parmar, M.B.; Venkatachalam, A.B.; Wright, J.M. The evolutionary relationship of the transcriptionally active FABP11a (intronless) and FABP11b genes of medaka with FABP11 genes of other teleost fishes. FEBS J. 2012, 279, 2310-2321.
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