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J-GLOBAL ID:202102242797151607   整理番号:21A0132562

Sarcandra glabraの切り枝における落果減少のための収穫後処理および出荷環境

Postharvest Treatments and Shipping Conditions for Reducing Fruit Drop in Cut Sarcandra glabra Branches
著者 (3件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 341-348(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: Y0175A  ISSN: 0021-3551  CODEN: JARJA9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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日本では,果実がついているSarcandra glabraの切り枝は,正月飾りとして使用されるが,頻繁に実が落ちると装飾品としての価値が下がる。本研究は,S.glabraの切り枝出荷に関し,適切な収穫後の取り扱い方法の提示のため,枝からの落果に及ぼす収穫の季節,収穫後処理および出荷環境の影響を調査した。エチレン処理は落果を促進し,特に切り枝において,成長期の初期に果皮が赤くなった。エチレン作用抑制剤であるチオ硫酸銀錯体(STS)は,エチレン処理に関係なく落果低減に有効であった。しかし,もう一つのエチレン作用阻害剤である1-メチルシクロプロペン(1-MCP)処理は,エチレン処理した7日後,またはエチレン処理無処理の7日後の,落果の累積率を増加した。合成オーキシンである,1-ナフタレン酢酸(NAA)はSTSと同様の効果を示したが,NAAは落葉促進傾向があった。10°Cにおいて3日間,0.03~1.0mMのSTSで処理すると,落果が減少した。23°Cで3日間,0.03~0.1mM STS処理した場合も落果が減少したが,枝の切断端は,0.3mM以上のSTSで褐色に変化した。水道水による前処理では,10°Cでの模擬出荷後の落果の累積割合が2°Cより早く増加した。STSによる前処理は,2°Cと10°Cでの模擬出荷後の落果を強力に抑制した。花瓶の溶液の糖および抗菌剤もまた,落果を効率的に減少した。最終的に,S. glabraの切り枝を0.1~0.3mM STSで3日間,栽培者倉庫において処理を行い,その後,2°Cで11日間,冷蔵コンテナーで乾燥輸送した。結果として,切り枝からの落果累積率は品質試験室において10日間,非常に低かった。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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花き・花木  ,  植物に対する影響  ,  植物生理学一般 
引用文献 (23件):
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タイトルに関連する用語 (5件):
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