文献

J-GLOBAL ID：202102244334209080   整理番号：21A1357559

正常及び光老化皮膚におけるヒアルロナン分解におけるヒアルロナン解重合,エイリアスKIAA1199/CEMIPに関与するHYBID(ヒアルロン酸結合蛋白質)の役割【JST・京大機械翻訳】

Role of HYBID (Hyaluronan Binding Protein Involved in Hyaluronan Depolymerization), Alias KIAA1199/CEMIP, in Hyaluronan Degradation in Normal and Photoaged Skin

著者 (2件)： Yoshida Hiroyuki (Biological Science Research, Kao Corporation, 3-28, 5-chome, Kotobuki-cho, Odawara-shi, Kanagawa 250-0002, Japan) ,  Okada Yasunori (Department of Pathophysiology for Locomotive and Neoplastic Diseases, Juntendo University Graduate School of Medicine, Tokyo 113-8421, Japan)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 20  号： 22  ページ： 5804  発行年： 2019年 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 老化した皮膚は,皺やサギングのような見かけの徴候によって,また,組織学的には,異常なエラスチンの蓄積と真皮におけるコラーゲン線維の重度の喪失によって,特徴付けられる。エラスチンおよびコラーゲンの定量的および定性的変化は,皺およびサギングの形成に関与すると考えられている。しかしながら,真皮におけるエラスチンおよびコラーゲン線維の完全性は,ヒアルロン酸(HA)およびプロテオグリカンネットワーク構造との相互作用により維持されるため,HA分解は,原線維成分の破壊前に,初期過程であり,光老化皮膚における皺およびサギングを生じる。著者らは最近,ヒト皮膚線維芽細胞におけるHYBID(ヒアルロナン解重合に関与するヒアルロナン結合蛋白質)により仲介される新規HA分解機構を発見し,皮膚光老化に対するHYBIDの意味を調べた。本レビューでは,HYBIDの特性の概要と,正常皮膚におけるHAターンオーバーにおけるその前向き役割と光老化皮膚における過剰なHA分解を示した。加えて,皮膚線維芽細胞における植物抽出物によるHYBID活性の阻害と発現に関するデータを述べた。そして,HYBID仲介HA分解の阻害により,皮膚皺のような光老化症状を予防または改善する新しい戦略を提案する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 相互作用 ,  *解重合 ,  エラスチン ,  コラーゲン ,  真皮 ,  線維芽細胞 ,  *ヒアルロン酸 ,  ヒト ,  ネットワーク構造 ,  ターンオーバー ,  プロテオグリカン ,  コラーゲン線維 ,  細胞外マトリックス
準シソーラス用語： *光老化 ,  皮膚線維芽細胞 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (11件)： HYBID ,  KIAA1199/CEMIP ,  ヒアルロナン ,  ヒアルロナン分解 ,  ヒアルロナンシンターゼ ,  皮膚 ,  線維芽細胞 ,  細胞外マトリックス ,  光老化 ,  しわ ,  サギング

分類 (2件)： 皮膚の基礎医学  (GF01020Y) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

引用文献 (65件)：

• Slominski, A.T.; Zmijewski, M.A.; Skobowiat, C.; Zbytek, B.; Slominski, R.M.; Steketee, J.D. Sensing the environment: Regulation of local and global homeostasis by the skin’s neuroendocrine system. Adv. Anat. Embryol. Cell Biol. 2012, 212, 1-115.
• Bocheva, G.; Slominski, R.M.; Slominski, A.T. Neuroendocrine aspects of skin aging. Int. J. Mol. Sci. 2019, 20, 2798.
• Lavker, R.M.; Kligman, A.M. Chronic heliodermatitis: A morphologic evaluation of chronic actinic dermal damage with emphasis on the role of mast cells. J. Investig. Dermatol. 1988, 90, 325-330.
• Baumann, L. Skin ageing and its treatment. J. Pathol. 2007, 211, 241-251.
• Uitto, J. The role of elastin and collagen in cutaneous aging: Intrinsic aging versus photoexposure. J. Drugs. Dermatol. 2008, 7, 12-16.

タイトルに関連する用語 (9件)： 老化皮膚 ,  ヒアルロナン ,  分解 ,  解重合 ,  KIAA1199 ,  CEMIP ,  ヒアルロン酸 ,  結合蛋白質 ,  役割