文献

J-GLOBAL ID：202102244480562207   整理番号：21A0164094

肝性脳症誘導因子α1アンチキモトリプシンで処理したヒト星状細胞の包括的遺伝子発現プロファイリング【JST・京大機械翻訳】

Comprehensive gene expression profiling of human astrocytes treated with a hepatic encephalopathy-inducible factor, alpha 1-antichymotripsin

著者 (6件)： Kawaguchi Kenji (Department of Laboratory Medicine, The Jikei University School of Medicine, Minato-ku, Tokyo, 105-8461, Japan) ,  Park Jonghyuk (Department of Laboratory Medicine, The Jikei University School of Medicine, Minato-ku, Tokyo, 105-8461, Japan) ,  Masaki Takahiro (Department of Laboratory Medicine, The Jikei University School of Medicine, Minato-ku, Tokyo, 105-8461, Japan) ,  Mezaki Yoshihiro (Department of Laboratory Medicine, The Jikei University School of Medicine, Minato-ku, Tokyo, 105-8461, Japan) ,  Ochi Sae (Department of Laboratory Medicine, The Jikei University School of Medicine, Minato-ku, Tokyo, 105-8461, Japan) ,  Matsuura Tomokazu (Department of Laboratory Medicine, The Jikei University School of Medicine, Minato-ku, Tokyo, 105-8461, Japan)
資料名： Biochemistry and Biophysics Reports  (Biochemistry and Biophysics Reports)
巻： 24  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： W3090A  ISSN： 2405-5808  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 星状細胞は脳ホメオスタシスにおいて重要な役割を果たす主要なグリア細胞である。急性肝不全時の肝性脳症(HE)のような星状細胞機能の異常は,脳浮腫および関連する星状細胞腫れ後の脳死を生じる。最近,著者らはHEのバイオマーカー候補であるα1-アンチキモトリプシン(ACT)を同定した。ACTはアクアポリン4(AQP4)のアップレギュレーションにより星状細胞腫れを誘発する;しかし,これらの蛋白質間の因果関係は明確ではない。本研究では,ACTで処理した星状細胞における差次的発現遺伝子(DEG)をスクリーニングするためにマイクロアレイプロファイルを利用した。次に,遺伝子オントロジー,REACTOME,および同定されたDEGの哺乳類蛋白質複合体(CORUM)濃縮分析の包括的資源を行った。これらの分析の結果は,DEGがアデニル酸シクラーゼ(AC)結合G蛋白質共役受容体(GPCR)を活性化する経路で濃縮され,従って環状アデノシン一リン酸(cAMP)シグナル伝達に関与することを示した。これら結果は,ACTがGs-GPCRのリガンドとして作用し,続いてcAMPをアップレギュレートすることを示す。cAMPは星状細胞でAQP4をアップレギュレートすることが知られているので,これらの結果はACTがAC GPCRの活性化によりAQP4をアップレギュレートし,従って急性HEに対する治療標的として役立つことを示唆する。Copyright 2021 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *遺伝子 ,  タンパク質 ,  ヒト ,  哺乳類 ,  ホメオスタシス ,  アデニル酸シクラーゼ ,  腫脹 ,  脳浮腫 ,  アップレギュレーション ,  *星状細胞 ,  バイオマーカー ,  *キモトリプシン阻害剤 ,  アデニンヌクレオチド ,  リボヌクレオチド ,  環状ヌクレオチド
準シソーラス用語： リガンド ,  差次的遺伝子発現 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 星状細胞 ,  アルファ1-アンチキモトリプシン ,  アルギニンバソプレシン ,  GPCR ,  cAMP ,  アデニル酸シクラーゼ

分類 (2件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  中枢神経系  (EJ12030F)

物質索引 (1件)： cAMP

タイトルに関連する用語 (7件)： 肝性脳症 ,  誘導 ,  因子 ,  α1アンチキモトリプシン ,  ヒト ,  星状細胞 ,  遺伝子発現プロファイリング