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J-GLOBAL ID:202102245379171893   整理番号:21A0384023

アストラガロシドIVはp62-Keap1-Nrf2経路を介してタクロリムス誘発慢性腎毒性を軽減する【JST・京大機械翻訳】

Astragaloside IV Alleviates Tacrolimus-Induced Chronic Nephrotoxicity via p62-Keap1-Nrf2 Pathway
著者 (8件):
資料名:
巻: 11  ページ: 610102  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7091A  ISSN: 1663-9812  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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タクロリムス誘発慢性腎毒性(TIN)は,患者の長期使用を妨げる。しかし,現在,臨床で利用可能な薬剤はない。アストラガロシドIV(AS-IV)は,腎臓病の治療に広く使用されているAstragalusのサポニン抽出物である。本研究は,TINに対するAS-IVの効果とその基礎となる機構を調べることを目的とした。ここでは,C57BL/6マウスをタクロリムスおよび/またはAS-IVで4週間処理し,次に,腎機能,線維症,酸化ストレスおよびp62-Keap1-Nrf2経路を,TINに対するAS-IVおよびp62-Keap1-Nrf2経路の寄与を確認するために評価した。著者らの結果は,AS-IVがモデル群と比較して腎機能を有意に改善し,尿細管間質性線維症を軽減することを示した。TGF-β1,コラーゲンIおよびα-SMAを含む線維症関連蛋白質の発現も,AS-IVにより低下した。さらに,AS-IVは抗酸化酵素に対するタクロリムスの阻害を軽減した。HK-2細胞におけるデータはまた,AS-IVがタクロリムス誘発細胞死と酸化ストレスを減少させることを証明した。機構的に,AS-IVはNrf2の核移行を著しく促進し,AS-IVの腎保護効果はNrf2阻害剤により消失した。さらなる研究は,リン酸化p62がAS-IV前処理後に有意に増加したことを示した。さらに,AS-IVは,p62siRNAでトランスフェクションしたHK-2細胞におけるNrf2の核移行とその後の抗酸化ストレスを増加できなかった。まとめると,これらの知見は,AS-IVがp62リン酸化を増強し,それによってNrf2核転座を増加させ,次にROS蓄積と腎線維症を軽減することにより,TINを緩和することを示す。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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泌尿生殖器の基礎医学 
物質索引 (1件):
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引用文献 (37件):
  • CaoY.ZhangL.WangY.FanQ.CongY. (2019). Astragaloside IV attenuates renal fibrosis through repressing epithelial-to-mesenchymal transition by inhibiting microRNA-192 expression: in vivo and in vitro studies. Am. J. Transl. Res. 11 (8), 5029-5038. doi: 10.1002/path.2961
  • ChangY. X.SunY. G.LiJ.ZhangQ. H.GuoX. R.ZhangB. L. (2012). The experimental study of Astragalus membranaceus on meridian tropsim: the distribution study of astragaloside IV in rat tissues. J. Chromatogr. B Analyt. Technol. Biomed. Life Sci. 911, 71-75. doi: 10.1016/j.jchromb.2012.10.024
  • ChapmanJ. R. (2011). Chronic calcineurin inhibitor nephrotoxicity-lest we forget. Am. J. Transpl. 11 (4), 693-697. doi: 10.1111/j.1600-6143.2011.03504.x
  • ChenQ.SuY.JuY.MaK.LiW.LiW. (2018). Astragalosides IV protected the renal tubular epithelial cells from free fatty acids-induced injury by reducing oxidative stress and apoptosis. Biomed. Pharmacother, 108, 679-686. doi: 10.1016/j.biopha.2018.09.049
  • CuadradoA.RojoA. I.WellsG.HayesJ. D.CousinS. P.RumseyW. L. (2019). Therapeutic targeting of the NRF2 and KEAP1 partnership in chronic diseases. Nat. Rev. Drug Discov. 18 (4), 295-317. doi: 10.1038/s41573-018-0008-x
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