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J-GLOBAL ID:202102245799378072   整理番号:21A0324038

津波に“ねばり”強い海岸林を再生するために

著者 (1件):
資料名:
号: 81  ページ: WEB ONLY  発行年: 2020年11月09日 
JST資料番号: U0435A  ISSN: 1349-0605  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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東日本大震災からの海岸林再生では,植栽木の根が地中深く張り,津波に強くなるように,盛土によって嵩上げすることによって厚い生育基盤が整備されています。その一方,再生が進む中で,重機の踏圧により締め固まった生育基盤による植栽木の根の発達の阻害が懸念される事例も散見されました。そこで,適正な硬さの生育基盤を整備するために必要なことと,海岸林に植栽される樹種根の発達に対する土壌の硬さの影響について調査しました。締め固まった生育基盤や締め固めないように工夫して整備された生育基盤での調査結果から,根の地中深くへの発達が見込める適切な生育基盤盛土を造成するためには,「樹木植栽前の生育基盤の除礫工」や「植栽面に重機を載せない盛土工」等の配慮が重要であることがわかりました。樹木の根の調査結果から,樹木の根はある程度の土壌の硬さ(S値0.7以下)に対しては樹種に関係なく根を伸ばしにくいことや,適切な硬さの土壌であっても,樹種によって深さ方向に根を伸ばすものや水平方向に根を伸ばすものがあることがわかりました。根系の発達環境に配慮した盛土では,ケヤキやカシワ等の広葉樹もクロマツと同様に健全な成長が可能だと考えられます。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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森林の人工更新  ,  自然災害 
引用文献 (3件):
  • Ono K., Imaya A. (2019) Soils on newly-constructed coastal berms for reforestation of coastal forests damaged by the 2011 mega-tsunami. International Perspectives in Geography (AJG library 9). Anthropogenic Soils in Japan. pp.59-85
  • Ono K., Imaya A. Komoriya A. (2019) Infilling of swamplands behind coastal sand dunes to mitigate coastal disasters. International Perspectives in Geography (AJG library 9). Anthropogenic Soils in Japan. pp.87-104
  • 大谷達也、米田令仁、野口宏典 (2019) 礫浜に成立する海岸林における常緑広葉樹の根系引き抜き試験. 日本森林学会誌、101: 168-172
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
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