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J-GLOBAL ID:202102246212354231   整理番号:21A0452429

熱帯湿地における排水路水位の制御に伴うCO2放出量および火災リスクの低減効果

MITIGATION EFFECT OF CO2 FLUX AND PEAT FIRE RISK BY DRAINAGE CANAL WATER MANAGEMENT, IN TROPICAL PEAT AREA
著者 (6件):
資料名:
巻: 75  号:ページ: I_355-I_360(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: U0103B  ISSN: 2185-467X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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インドネシア国リアウ州の泥炭島を対象として,再湿地化によるCO2放出量および火災リスクの低減効果を定量評価した.観測した水文気象データとCO2放出速度の相関分析により,熱帯泥炭湿地における土壌からのCO2放出速度は,気温や地温の上昇によって促進され,地下水位や土壌水分量の増加によって抑制されることが示された.地下水位-CO2放出量推定モデルを適用した結果,地下水位計算値のNash係数が0.5以上となり実測値を概ね再現した.短期連続観測によるCO2放出速度の実測値と計算値の推定誤差はRMSEで2.5(tCha-1 year-1),相対誤差率は19%であった.モデルを用いて,再湿地化によるCO2放出量および不飽和層の削減率を計算した結果,乾季の排水路水位を100cm堰上げすることにより 17.2%のCO2削減効果が得られ,火災リスクの指標となる不飽和層厚さは46.4%削減される結果が得られた.(著者抄録)
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著者キーワード (5件):
分類 (2件):
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火災  ,  水文学一般 
引用文献 (13件):
  • 1) 塚井誠人, M. N. B. JAAFAR, 小林潔司:煙害警報システムのための森林火災モデルの開発,土木計画学研究・論文集 Vol. 25,No. 1,pp. 147-154,2008.
  • 2) Tacconi、 L.:Fires in Indonesia:Causes, Costs and Policy Implications, CIFOR Occasional Paper, No. 38, 2003.
  • 3) 石田朋靖,鈴木覚,長野敏英,大澤和敏,吉野邦彦,福村一成,タニットヌイム:タイの原生泥炭湿地林生態系からの二酸化炭素放出速度,生物環境調整,Vol. 39,No. 4,pp. 305~312,2001.
  • 4) Hirano T., Segan H, Kusin K, Limin S, Takahashi H, Osaki M:Effects of disturbances on the carbon balance of tropical peat swamp forests, Global Change Biology, Vol. 18, No. 11, pp. 3410-3422, 2012.
  • 5) 川井秀一,水野広祐,藤田素子:熱帯バイオマス社会の再生,京都大学学術出版会,2012.
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