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J-GLOBAL ID：202102247141764735   整理番号：21A0060877

海水浸漬したセメント改良砂の劣化メカニズムの化学的解釈と炭酸塩添加による劣化抑止効果

Deterioration Mechanism and Suppression of Cement Improved Sand in Seawater Environment

著者 (4件)： 石藏良平 (九大 大学院) ,  藤澤拓馬 (日鉄高炉セメント) ,  河野貴穂 (竹中工務店 竹中技研) ,  安福規之 (九大 大学院)
資料名： 地盤改良シンポジウム論文集(CD-ROM)
巻： 14th  ページ： ROMBUNNO.02-01  発行年： 2020年 
JST資料番号： L4179B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・セメントの種類や養生期間が海水環境下でのセメント改良砂の劣化特性に及ぼす影響を調べるための供試体を用いた針貫入試験と化学分析(XRD分析,μXRF試験)の概要。
・針貫入試験の結果,セメント改良砂の海水接触面における劣化速度は,スラグ置換率が大きいセメントでは大きく,海水浸漬までの封かん養生期間が短いと小さいこと等が判明。
・化学分析の結果,CaとMgのイオン交換と硫酸イオンが劣化進行の要因であること,Ca溶出の抑制と海水pHの上昇あるいは炭酸塩の添加が劣化進行を抑制すること等が判明。

シソーラス用語： *ソイルセメント ,  安定剤 ,  *耐久性 ,  海水 ,  貫入試験 ,  X線回折 ,  蛍光X線分析 ,  *化学分析
準シソーラス用語： XRD分析 ,  XRF ,  セメント改良土 ,  *セメント系固化材 ,  *針貫入試験 ,  人工海水 ,  長期耐久性

分類 (1件)： 地盤改良,土質安定処理  (RA07060C)

引用文献 (5件)：

• 中村健,北詰昌樹:セメント安定処理土の耐久性に関する室内実験,港湾空港技術研究所資料,No.1128, pp.1-13, 2006.
• 藤澤拓馬,石藏良平,安福規之,河野貴穂:海水環境におけるセメント改良砂の劣化進行予測,第52回地盤工学研発表会発表講演集,pp575-576, 2017.7.
• 渡邊洋人,安福規之,石藏良平,河野貴穂,藤澤拓馬:海水浸漬とセメントの種類に着目したセメント改良砂の短期劣化特性,第54回地盤工学研究発表会講演集, pp.739-740, 2019.
• 社団法人セメント協会:C3クリップボード[セメント化学編],pp.67~71,2003.
• 西林新蔵,矢村潔,井上正一,後藤年芳:耐海水性コンクリートの化学的評価に関する研究(海水によってコンクリート中に生成する物質,「材料」,第29巻,第320号,pp.86~91,1980.

タイトルに関連する用語 (8件)： 海水 ,  浸漬 ,  セメント ,  砂 ,  メカニズム ,  化学 ,  炭酸塩 ,  抑止