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J-GLOBAL ID:202102247419283354   整理番号:21A0132361

キクの高温時の開花遅延:照明時の暗所期間と暗所への移行は日最大高温感受性を決定する

Delay of Flowering at High Temperature in Chrysanthemum: Duration of Darkness and Transitions in Lighting Determine Daily Peak Heat Sensitivity
著者 (6件):
資料名:
巻: 89  号:ページ: 602-608(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 2189-0102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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Chrysanthemum morifoliumの高温誘導開花遅延は,日本の切花生産に影響を及ぼす重要な問題の一つである。遅延機構を理解することは,安定した生産を達成するために不可欠である。高温感受性は,一日を通して変動することが示されており,もしそうなら概日時計によって調節される。本研究では,明所と暗所の異なる条件下で,Chrysanthemum seticuspeとChrysanthemum morifoliumに異なる時間で高温パルスを与えることにより,高温感受性の日内変動への概日時計と光周期の関与について検討した。1つの実験は,明所から暗所への移行が,高温感受性の時計様調節のための信号として機能するかどうかを知るために,異なる光周期の下での高温感受性の上昇について調べた。高温感受性のピークは,光を遮断して一定間隔後にしばしば観察されたが,光照射後では観察されず,暗所への移行が上昇メカニズムを開始する信号であると考察された。また,高温感受性の下降期を調べた。高温感受性は,光遮断後約16時間でピークに達し,その後暗条件下で徐々に低下し,内因性時計制御変動であることが示唆された。さらに,暗周期13または16時間で試験を行うことで,高温感受性上昇に対する光の影響について検討した。高温感受性は,16時間暗条件下では光遮断後10~13及び13~16時間でピークが見られたが,13時間暗条件下では光遮断後10~13時間でのみピークが見られ,光遮断後13時間の光照射で,高温感受性が急激に低下することが示された。3つの実験の結果から,高温感受性の日内上昇が,明所から暗所への移行によってリセットされる内部時計によって制御されている可能性が示された。その後での明所への移行は,高温感受性の上昇をなくすようである。以上のことから,キクの高温感受性は,光周期に関係なく,夜間の終わりに向かって最大になると考察された。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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花き・花木  ,  植物生理学一般 
引用文献 (18件):
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