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J-GLOBAL ID:202102248786273198   整理番号:21A0722850

シリマリンはラットにおけるグルタミン酸放出を阻害しカイニン酸誘発興奮毒性傷害を防ぐ【JST・京大機械翻訳】

Silymarin Inhibits Glutamate Release and Prevents against Kainic Acid-Induced Excitotoxic Injury in Rats
著者 (11件):
資料名:
巻:号: 11  ページ: 486  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7146A  ISSN: 2227-9059  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ミルクアザミ(Silybum marianum)の種子由来のポリフェンフラボノイドであるシリマリンは神経保護効果を示す。本研究では,シリマリンが興奮毒性に関与する必須の神経伝達物質であるグルタミン酸の放出に影響を及ぼすかどうかを調べるために,ラット大脳皮質シナプトソームのモデルを使用した。カイニン酸(KA)誘導興奮毒性のラットモデルに対する神経保護効果も検討した。ラット皮質シナプトソームでは,シリマリンはK+チャンネルブロッカー4-アミノピリジンにより誘導されるグルタミン酸遊離とカルシウム上昇を低下させたが,Na+チャンネル活性化剤ベラトルジンまたはシナプトソーム膜電位により生じるグルタミン酸遊離に影響しなかった。シリマリンによるグルタミン酸遊離の低下は,細胞外カルシウムの除去とN-およびP/Q-型Ca2+チャンネルまたは細胞外シグナル調節キナーゼ1/2(ERK1/2)の遮断により抑制されたが,細胞内Ca2+遊離の遮断により阻害されなかった。免疫ブロッティングアッセイの結果は,シリマリンがERK1/2の4-アミノピリジン誘導リン酸化を減少させることを明らかにした。さらに,全身KA(15mg/kg)投与の30分前のシリマリン(50または100mg/kg)によるラットの全身治療は,KA誘発発作,グルタミン酸濃度上昇,神経損傷,グリア活性化,および熱ショック蛋白質70発現を弱め,また,ラット海馬におけるAktリン酸化におけるKA誘導減少をアップレギュレートした。まとめると,本研究はシリマリンが電位依存性Ca2+流入とERK1/2活性を抑制することによりシナプトソームグルタミン酸放出を抑制し,KA誘導in vivo興奮毒性を効果的に防ぐことを示した。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
中枢神経系 
引用文献 (70件):
  • Meldrum, B.S. Glutamate as a Neurotransmitter in the Brain: Review of Physiology and Pathology. J. Nutr. 2000, 130, 1007S-1015S.
  • Zhou, Y.; Danbolt, N.C. Glutamate as a neurotransmitter in the healthy brain. J. Neural Transm. (Vienna) 2014, 121, 799-817.
  • Choi, D.W. Glutamate neurotoxicity and diseases of the nervous system. Neuron 1988, 1, 623-634.
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  • Burd, I.; Welling, J.; Kannan, G.; Johnston, M.V. Excitotoxicity as a common mechanism for fetal neuronal injury with hypoxia and intrauterine inflammation. Adv. Pharmacol. 2016, 76, 85-101.
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