抄録/ポイント:
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イヌ乳癌の発生率は,ヒト乳癌の率より2倍高い。乳房腫瘍は,無傷の雌イヌで最も一般的な癌であり,これらのイヌですべての新生物の約半分を占める。乳癌のよく確立されたモデルは,腫瘍細胞が,しばしば細胞間コミュニケーション,特にギャップ結合蛋白質の損失を有することを示している。したがって,本研究の目的は,イヌ乳癌,非癌性(CMEC)および癌性(CMT12,CMT27,およびCF41.Mg)細胞,および患者由来腫瘍におけるギャップ結合細胞間コミュニケーションの側面を調査することである。非癌および癌性乳腺細胞は,免疫蛍光を用いてコネキシン26および43を発現する。しかし,CMT12とCMT27の両者におけるコネキシン43がCMECと比較して有意に減少したウェスタンブロットを用いた定量分析において,発現レベルは有意に異なった。さらに,CMT12およびCMT27におけるギャップ結合容量の減少は,CMECと比較して観察された。CMT27-異種移植腫瘍の免疫染色は,陽性Cx26と陰性Cx43発現を明らかにした。同様に,自然イヌ乳房腫瘍の免疫染色は,Cx26が全ての腫瘍に存在し,Cx43は25%の腫瘍に存在することを明らかにした。全体として,本研究は,コネキシン発現の異なるパターンがイヌにおける非癌と癌性乳房細胞の間に存在することを初めて提供した。本研究は,比較イヌモデルにおけるコネキシンのさらなるin vitro研究への道を開き,おそらく新しい治療法の開発を可能にするであろう。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】