抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Voice Assistantサービスでは,公式もしくはサードパーティ製のVoice Assistantアプリ(以下VAアプリ)が提供されている.VAアプリはクラウドで動作するため,一般にその挙動は不透明である.また,既存の解析手法である静的解析や動的解析を実施することが難しく,VAアプリを解析するためのツールが不足している.VAアプリの挙動が不透明な状況では,ユーザに予期せぬプライバシーリスクをもたらす可能性がある.本研究は,Voice Assistantの挙動解析を自動化することを目的として,VAアプリの対話型解析システムを開発する.本システムでは,自然言語処理によるVAアプリのレスポンス解析により,VAアプリとの対話を行う.過去の解析情報をツリー構造として保持することにより,VAアプリの網羅的な調査が可能となる.本システムをGoogle Assistantを対象に実装し,VAアプリの調査を実施した.この結果,対話中に提示されるURLによってユーザを容易にトラッキングできる可能性,及びGoogleが提示するポリシーを満たさないアプリの存在を明らかにした.またそのような実態を踏まえて,Voice Assistantプラットフォーマが実現するべき理想的なインタフェースについて議論する.(著者抄録)