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J-GLOBAL ID:202102249764516948   整理番号:21A0329015

弱い海洋乱流中の自由落下サーミスタおよびCTD付属高速応答サーミスタを用いた乱流エネルギー散逸率の推定

Estimate of turbulent energy dissipation rate using free-fall and CTD-attached fast-response thermistors in weak ocean turbulence
著者 (12件):
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巻: 77  号:ページ: 17-28  発行年: 2021年02月 
JST資料番号: G0159B  ISSN: 0916-8370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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乱流の測定は,気候や栄養塩の供給および海洋生態系に影響をあたえる熱や水,物質の鉛直方向,等密度面を横断する輸送を定量化するのに必要である。乱流強度を定量化するための微細構造測定を行うためには,専門的な計測機器と船舶時間が必要とされるので,より安価で容易な測定法が必要である。本研究では,親潮水域における最も高精度で安定した自由落下型鉛直構造物プロファイラVMP6000の2キャストにおいて,水深10m未満の深度間隔平均値を持つ高速応答サーミスタFastip Probeモデル07(FP07)から推定された乱流エネルギー散逸率εが,流れのシアプローブから推定された10<sup>-11</sup>W/kg(m<sup>2</sup>s<sup>-3</sup>)の範囲でよく一致していることを示した。この範囲は,ε>O(10<sup>-10</sup>)W/kgの下限である小型プロファイラに装備された速度せん断プローブでは測定できない。これらの結果は,FP07による乱流観測を10<sup>-11</sup>W/kgまで拡張したものである。これらの結果は,εが一般的に弱い(<10<sup>-10</sup>W/kg)深海での乱流観測に特に有用であると考えられる。FP07は,流れのシアよりもはるかに機器の振動に対して敏感であり,温度-電気伝導度-深さ(CTD)プロファイラやフロートのような様々な観測プラットフォームに取り付けることが出来るかもしれない。VMP6000プロファイル近傍のCTD付属FP07観測では,W<sub>sd</sub>>0.1(W-0.3)基準(1秒平均降水速度Wm/sとその標準偏差Wsd)でキャスト平均W<sub>sd</sub>>0.07m/s,各キャストのW<sub>sd</sub>の標準偏差σ>0.05m/sのラフな条件でデータスクリーニングを行い,10<sup>-11</sup>-10<sup>-8</sup>W/kgのε範囲での能力を実証した。Copyright The Oceanographic Society of Japan and Springer Nature Singapore Pte Ltd. 2021 Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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海洋の構造・力学・循環 

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